凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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『恋』はしたごころ『愛』はまごころ…なんて言いますが、
しをんさんの短編恋愛小説です。

きみはポラリス
新潮社
三浦 しをん(著)
発売日:2007-05
おすすめ度:3.0


一冊まるごと恋愛恋愛…
本からハートがほとばしっているか、というとそうでもなく、
初物アリ、苦味アリ、偏りアリ、妄想アリ、ほのぼのアリ、と、
実に色々な恋愛模様が描かれています。
なんとその数、11編!!
そのそれぞれが、恋愛をテーマにしているにもかかわらず、
確固として独立して、まったく別のしをんさんを思わせるからやっぱりスゴイ。
しをんさんの描く、色んな恋愛を楽しむことができました。

特に印象的だったのは以下の4編。
『私たちがしたこと』
『骨片』
『優雅な生活』
『春太の毎日』


『私たちがしたこと』
純愛系。
ぐぐっとひきこまれました。一途さに純粋な心に。
あまりの想いのつよさに怖ささえ覚えるほど。

『骨片』
切ない系。
時代物ですかな!?
レトロが感じられる、耽美な作品。
主人公の永遠に叶わない片思いが切なくて切なくて、
そして溜息が漏れるような美しい世界が眼前に広がる。

『優雅な生活』
ちょっと笑える系。
ロハスネタって、なんでこうもおもしろいかねぇ(笑)
ロハスをきっかけに親愛度を高めてゆく男女のお話。

『春太の毎日』
ほのぼの系。
書き出しのすごさにビビるが、ふむふむ納得!!
こんな想いはなかなか書けないよ~。
本作で唯一涙を流した作品。

愛するとか恋するというのは、ある意味とても原始的で、
だからとっても純粋なものなのかもしれない。
たとえそれが人の道を外れたとしても、
他人からみたら「何かヘン」って思うようなものでも、
誰かが誰かを想うその心は、
一途で純粋なものそのものであると思わざるを得ないのです。
これほどまでに恋愛を書き貫いたしをんさんに、ただただ感服の一冊でした。

ちなみにポラリスとはなんぞや?
というわけで調べてみました。

ポラリス
(Polaris, フラムスティード名こぐま座1番星、バイエル符号こぐま座α星、通称北極星)は
こぐま座で最も明るい恒星である。
ポラリスは天の北極からの離角が2000年分点で約42分と北極に非常に近い位置にあり、
もっとも天の北極に近付く2100年の前後数世紀間は北極星となっている。
(Wikipediaより)

たしか遥か未来には、今の北極星は北極星でなくなるハズ…
そして北極星って意外と探しづらいんですなぁ、暗いし。
そんな微妙な儚さが、恋愛に似ているなぁ、なんて思う、
ちょっとロマンティックな今日この頃。

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私は幼稚園から大学までず~~~っと共学で、
しかも高校以降はバリバリの理系だったため、
女子高という場所にはもはや憧れさえ感じてしまいます。
うむ、なんと甘美な響きであることか。
(現実にはそんなに甘くはないだろうけれど)

この作品はカトリック系女子高校に通う、三人の少女のお話。
幼少時代のトラウマから男の子と素直に付き合えない那由多(なゆた)。
良家の子女でありながら、教師と禁断の恋に溺れる淑子。
不器用で感情を上手く口にできないもどかしさを感じながらも、
那由多以外の他人には無関心を装う翠(すい)。
彼女ら3人がそれぞれ語る3篇の中編からなるこの小説。

表面上は他人と上手く付き合うような器用な面を持ちつつも、
内面では様々な想いを巡らせ、葛藤し、ひずんだ感情やを揺らぐ想いをせめぎ合わせている。
そんな少女達の心の内が、緻密に繊細に、時に危うく描かれており、
なんとも絶妙な魅力を醸しだしているんですね。
思春期の少女が持つ、そういった独特の危うさを、
三浦しをんという人はどこまでも端正に美しく描いているのだと感じました。

なんとなく地に足の着かないような落ち付かない印象でもあるので、
好き嫌いのわかれる作品かとは思いますが、
私はこの、曖昧模糊な感じ、とても好きです。

秘密の花園秘密の花園
三浦 しをん

新潮社 2007-02
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帰省途中の長距離バスの中で読了。
あまりのおかしさに途中何度か「ぷふふ」と吹き出してしまい、
周りの乗客に不審がられたかもしれません。

なんでもないような日常を鋭い観察眼(と炸裂する妄想)で非日常にしてしまい、
愛するサッカー選手の容貌について、
もはや愛なのかよくわからないようなシュールな表現でもって愛を語るのです。
私たちがふだん目にしたり耳にしたりして感じる些細なことばにならない感情でも、
しをんさんの目線で掘り下げて(妄想して)言語化されていると、
なんか妙に親近感を覚えてしまうのでした。
正月から下痢に苦しむ話や便器にハマってしまった話などを、
うら若き乙女(だと思われる)が臆面もなくさらけ出されると、
もうこれは尊敬に値します。
しかし日常をこんなに突っ込んだまなざしで観ていると、
人生の密度が濃くなることまちがいないような気がしてしまいます。

単行本化にあたって加筆された「思い出ホロホロ」や
文庫化の際の「思い出ボロボロ」がまたおもしろいです。

そんな超オモシロオカシイ中にも、おぉと思える一言がありました。

何事においても、才能を磨き続ける才能がある、ということが、
プロとしてやっていくための唯一の資格と言っていいのではないか。



うむむむ、なかなか深いですしをんさん!!
何事にも飽きっぽい私にはなんとも痛いオコトバなのでした。

人生激場
新潮社
三浦 しをん(著)
発売日:2006-07
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昨日の『ちいさな幸福<All Small Things>ちいさな幸福<All Small Things>ちいさな幸福あまなつAdhover ちいさな幸福<All Small Things>』(角田光代)に続いて、幸福つながりですが。
特に意識したわけではないです。ハイ。幸福、いいじゃない。

この本は三浦しをんさんの、まさに「夢」のような幸福の瞬間をはじめ、
ひとり「ごっこ」遊びの詳細や、友人との妄想トーク、お母様・弟君との一応「日常」会話らしきものまで、
しをんさんの人となりや生活の様子を、
おもしろおかしく(ご本人にそのおつもりがあるかどうかは別ですが…笑)、綴られたものです。
※ウェブマガジンBoiled Eggs Online「しをんのしおり」掲載を単行本化。

この本は『風が強く吹いている風が強く吹いている風が強く吹いているあまなつAdhover 風が強く吹いている』を買ったときに、
「しをんさんの本がもっと読みたい…」と欲してしまい、
ぷちっとワンクリックでお買い物してしまった本なのですがー。

買ってもソンはなし!!

でした。
きっと何回読み返しても笑っちゃうと思う。
いや、他人の生活を大笑いするのもどうかと思いますが、
失礼を承知で、おもしろかった~と言わせていただきましょう。

本作ではバクチク(というバンド)とアラゴルン(by指輪物語)への愛が
特に熱烈に描かれていましたが、
どちらも知らない観たことない私が読んでも、その愛が伝わってくるのですよ。
ただ闇雲に愛を語るのではなく、人が読むことも意識されていて、
だからと言って淡白になることなく、ひたすら真剣な様子が見て取れます。
そういうところ、上手ですよね~。だからこの人のエッセイはおもしろいのでしょうね。
あとウケたのが、「萌えポイント」
私にも「萌えポイント」があるのですが!!語ってもいいですか?いいですね?
私の「萌えポイント」はズバリ、「センセイと生徒」ですっ。(あ、そこドン引きしないように)
例えばですね~、
土井先生ときり丸(by落第忍者乱太郎)。
利吉も捨てがたいが、彼は生徒ではないので次点。
ルーピン先生とハリー(byハリー・ポッターシリーズ)。
シリウスも捨てがたいが、彼はセンセイではないので次点。
生徒がピンチに陥ると、さっそうと現れて「大丈夫かっ!?」と声をかける、
あぁったまりません!!萌えます。
え?ちょっとロリですかね、いやそんなヨコシマな気持ちは持ち合わせてませんよ。
BLに関しては未開拓分野です。
しかし、しをんさんのエッセイを読むと興味はそそられる。

とまぁ、長くなりましたが。
そんな自身にも想いを馳せながら、実に楽しい時間を過ごしたということです。
それにしてもしをんさんのオタクっぷりには頭が下がります。
あれだけたくさんの本や漫画を読み、映画を観て、いろいろ想いめぐらすというのは、
感受性豊かな方なんですなぁ。

そういえば、最後の方で『のだめTVドラマ化』について言及されていましたね。
まさに預言者のごとし。
配役はしをんさんのオメガネに適ったものだったのでしょうか!?

夢のような幸福
大和書房
三浦 しをん(著)
発売日:2003-12
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7人の男女が語る『むかしのはなし』が収められています。
おなじみの日本昔話を、現代風・しをんさん風にアレンジしていて、
やがて舞台は日本だけにとどまらず宇宙にまで及ぶ、
壮大で、でもどこかしら現実的な物語集。
ひとつひとつの物語は短いのですが、
なんだかすごく読み応えがありました。
それぞれの短編が、それぞれそっと触れるようにリンクしていて、
「そういえば、あのときのアレは…」と思い出しながら読めるのが
おもしろかったと思います。

キーワードは『ロケット』。
現代版ノアの箱舟みたいなものかと私は解釈したのですが(笑)、
要するに隕石の衝突を免れない地球を脱出するロケットなのです。
定員は1,000万人。搭乗者は『厳正な』抽選で決められる…
最初の方の物語にこそ、
直接的にこのロケットについて語られることはありません。
しかしながら、一つ一つの物語がただの伏線張り用の布石に終わることなく、
物語として十分におもしろかったです。

それぞれの物語がすべて『誰かに向けて語っている』という点もよかったです。

ひとは変化する世界を言葉によって把握するものであること。
どんな状況においても、言葉を媒介にだれかとつながっていたいと
願うものであること。(あとがきより)



…というしをんさんの想いが、物語の端々にも伺えます。

余談ですが…
しをんさんって、エッセイから読み取れる本人像からは想像できないような
実に端正でスッキリとした小説を書かれますよね(失礼!!)
そのギャップがおもしろくて、ついつい著書に手を伸ばしてしまうのです。
特にこの小説は、全体に漂う物憂い感じがいい雰囲気出してました。

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