凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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大人気!!成風堂書店シリーズ第3弾!!
成風堂には今日も忙しい業務の中、色々な怪事件・珍事件が待ち受ける…

サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ
東京創元社
大崎 梢(著)
発売日:2007-04
おすすめ度:4.5


今日中にこの本を図書館に返さねばならないので、
大急ぎで感想文書いてます…( >o<)~ノ☆

本屋勤めしていた頃を懐かしく思いながら(って言ってもほんの2ヶ月前のコトだけど)
読みすすめていきました。
朝の激戦時間帯のシーンや(意外と朝が一番忙しい)、
付録の付け外しの煩わしさ(付録をヒモやゴムで取り付けるのは書店員のシゴト)
取り寄せに関するトラブル(本が来ない、注文と違う、受け取りに来ない)ナド…
さすがにこのあたりとってもリアルで、
「これから書店に勤めたいなー…」
と思ってる方のガイドブックにもなるんじゃないかというくらいの、
書店業についての細かい描写が、リアリティを感じさせられます。

今回はまた短編に戻りましたね。収録作は以下の通り。
・取り寄せトラップ
・君と語る永遠
・バイト金森君の告白
サイン会はいかが?
・ヤギさんの忘れ物

単行本にしては珍しく、解説があります。解説は北上次郎さん。

個人的には表題作のサイン会はいかが?「ヤギさんの忘れ物」が好みでした。
というか…正直に申しますと…
最初の3編はどうも物語の世界にハマりきれませんでした…
ミステリというには謎解きが多少強引な気がしますし、
謎の答えが多絵ちゃんにしかわかっていないってのが、
読んでいるこちらまでイライラしてしまうのです~(私が短気なのか!?)
私としてはどちらかというと『読者にしかわからない』部分の描写の緻密さを、
ミステリーというものに求めてしまうんですよね。
読者である私は犯人が分かってるんだけど、
登場人物たちは物語の中で「ああでもない、こうでもない」とやりあっている…
そんな登場人物を見て、「実はね●●が××なんだよねー」とほくそ笑むのが、
私なりのミステリーの楽しみ方で、そんなミステリーが私の理想です。
まぁ、これは個人の好みの問題だと思いますが。
書店が舞台で、裏話的なエピソードも満載なので『書店好き』な方々にはウケるかもですが、
ミステリーとしてはあまり期待しない方がよかったかもしれません。
むしろ『ミステリー』なんて仰々しく掲げなくてもいいんじゃない?
と思いますが、どうでしょう。

そんな中でも「サイン会はいかが?」と「ヤギさんの忘れ物」はキラリと光っていました。
「サイン会~」は最後までハラハラドキドキさせられましたし、
「ヤギさんの~」はほんわか心温まるエピソードでした。

辛口意見も書きましたが、全編を通してみれば、
こういう短編集だとメリハリがきいていて、読みやすいですね。
個人的にはシリーズ大1作『配達あかずきん配達あかずきん配達あかずきんあまなつAdhover 配達あかずきん』の方が、
インパクトも強く好みなんですが、
本作でも本屋にまつわる色んなエピソードも満載ですし。
書店員の方、書店員になりたい方、ぜひご一読を!!

好きでないと勤まらない、よくそう言われるが、
好きであることさえ忘れるようなめまぐるしい毎日だ。



ほんとそのとおりだと思います。給料も決していいとは言えないし。
でも本を通して、人と人とが触れ合える、ステキな場所…それが書店。
私も、これからずっと本を書店を愛し生きていくのだろうなと思いました。

関連書籍
配達あかずきん晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>
Amazy


過去シリーズの感想はコチラ
配達あかずきん』『晩夏に捧ぐ

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「書店の謎は書店人が解かなきゃ!」
書店ミステリ『配達あかずきん配達あかずきん配達あかずきんあまなつAdhover 配達あかずきん』の続編です。
>>『配達あかずきん』私の感想はコチラ
今回は、成風堂から信州のふるきよき書店、通称「まるう堂」へと舞台を移し、
27年前に起きたある殺人事件の謎に、杏子・多絵の書店探偵が挑みます。

今回も元・書店員であった大崎さんの本や書店に対する「こだわり」がみてとれて、
なかなか楽しく読ませてもらいました。
今回本好きの方の琴線に触れたのは、やはり「まるう堂」だったのではないでしょうか?
今はどこの書店も大型化・多様化が進んでいて、純粋に本だけを売る店って少なくなってきた気がします。
昔は、本屋さんに入ると、ぴんと張りつめた静けさや凛とした空気に背筋が伸びたものです。
本屋さんに有線放送はいらないと私は思うのですがね。
特に某有名古本チェーン店の有線放送はうるさくてかないませぬ…
皆さん、いかがでしょう?

今回舞台が信州ということで、文章の端々から、信州の夏の薫りがさわやかに感じられます。
夏の信州は本当に爽やかで気持ちいいんですよ~。
そんな風景をそのまま切り取ったような文章に、気分は高原の夏へトリップです。

最後に印象的だった一文を。

飾り物ではない生きている本がひしめくフロアで、手から手へ、思いから思いへ、
たくさんの創造物を繋げていく仕事が待っている。


なんてステキな言葉!!
私もこんな風に仕事を考えられるようになりたいものです。
こういう考えの書店員が増えれば、書店の未来にも光が見えるというものですね。

ただまぁ、ミステリとしてはちょっと物足りなかったかなぁ。
冒頭の「アリバイ成立証言」のプチ事件が、やはりキラリと光っていたような。
次作ではまた成風堂で彼女達の活躍を見たいですね。

内容(「BOOK」データベースより)
以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、
杏子のもとに一通の手紙が届いた。
勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、
ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。
杏子は気が進まぬながら、多絵を伴って信州の高原へと赴く。
そこで待ちかまえていたのは、
四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎であった…!
「本の雑誌」二〇〇六年上半期ベストテンの堂々第二位に輝いた「配達あかずきん」で今もっとも注目を集める著者、初の長編推理小説。



晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>
東京創元社
大崎 梢(著)
発売日:2006-09-30
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配達あかずきん
東京創元社
大崎 梢(著)
発売日:2006-05-20
おすすめ度:4.0


本屋さんが舞台と聞き及んでいたので、
こーれーは一書店員として捨て置けない!!と、
意気揚々と読み始めました。

内容(「BOOK」データベースより)
「いいよんさんわん」―近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。
コミック『あさきゆめみし』を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。
配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。
駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、
勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。
初の本格書店ミステリ、第一弾。



いや~!!
本屋のシゴトにこれだけロマンを持たせるのはすごいです!!
実際の仕事には、このオハナシのようなロマンティックなことは、
そうそうおこるわけではありませんが、
お客さんから探して欲しいといわれた本を見つけたときの喜びや、
ちょっと対応に困っちゃうようなお客さんの描写だとか、
日々の地味~~で雑多な業務内容とか、
そんなことがリアルにいきいきと書かれていて、
またそこで働く店長はじめ、杏子や多絵や博美や、版元の営業さん…
彼・彼女達のプロフェッショナルな仕事ぶりにホレボレしちゃいました。
実は私、接客業なんてやってるくせに、お客さんからの問い合わせが大の苦手…
だったんですが!!
この本を読んで、お客さんとのやり取りを楽しんでしまおうじゃないか、
なーんて意識改革がおこったくらいです。

話がズレましたが。
本作は「パンダは囁く」「標野にて 君が袖振る」「配達あかずきん
「六冊目のメッセージ」「ディスプレイ・リプレイ」の5編からなる連作短編集。
どの話もクスッとおかしかったり、しんみりしてしまったりと、
短編集らしくいろいろな味を楽しめました。
そしてどの話もミステリ仕立てだけれども、決して殺伐とした感がなく、
後味がとてもいいのです。ほっこりした気分に浸れる、いい読書でした。
中でもわたしのお気に入りは「標野にて 君が袖振る」「六冊目のメッセージ」
なんと言っても胸がトキメキます!!
過去の遺物と化したオトメゴコロを上手にほぐしてくれる、
そんなあたたかい作品です。

登場する本も魅力的で、ちゃんと手にとって読んでみたいなと思うのも何点か。
特に、
『宙の旅』林完次・著
『民子』浅田次郎・著
が気になるなぁ。
宙(そら)の旅 民子

『宙の旅』はベストセラー『宙の名前』の姉妹本ともいえる写真紀行。
『宙の名前』を持っているのですが、
すごく凛とした気分になれる1冊でお気に入りなのです。
…『民子』はAmazonの内容紹介ですでに涙腺が潤むのですが、
果たして大丈夫でしょうかね。なんか号泣の予感が…

本好きにはたまらない、まして書店員ならなおのこと、印象に残る1冊でした。
続編は…と思っていたら、あるのですね。
晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>
東京創元社
大崎 梢(著)
発売日:2006-09-30
おすすめ度:4.5


こちらはなんと長野が舞台だとか。
早速図書館に予約入れてきます!!

余談ですが今日、お客さんに、
「コミックで~、『ようかいルナ』っちゅうの?孫に頼まれたんだけどさー、ある?」
と聞かれたのですが、私は見当もつかず。
そしたら!!私の脇にいた妖怪マニアのT君、
スタスタスタ~~~と店内を闊歩し、数十秒で見つけ出してきました。
…いや、アンタ書店員の鑑だよ…と思った瞬間でした。
妖怪なら彼に聞け、そういう人材は貴重です。
ちなみに『ようかいルナ』、コミックではなく
フォア文庫という児童書の中の『妖界ナビ・ルナ』というシリーズものでした。
いやはや、いろいろな本があり、求めるお客さんもいろいろです。

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