凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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作家であり屈指の読書家でも知られる、桜庭一樹さんの読書読書以外日記、第2弾!!

書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記
内容(「BOOK」データベースより)
きょうも早くおうちに帰って本を読もう―
作家・桜庭一樹は稀代の読書魔である。
春には穴居人生活をしつつ、冬にはコタツで亀になりながら、
今日も今日とて本を読むのだ。
『赤朽葉家の伝説』日本推理作家協会賞受賞から
『私の男』直木賞受賞までの耽溺の日々。




編集者K島さん言うところの<初期の代表作>『赤朽葉家の伝説』から、
『私の男』上梓から直木賞候補→受賞→未知なる怒涛の生活…
までが、膨大な本とともに紹介されている日記です。
第1弾の『桜庭一樹読書日記』よりも、数段マニアックになった感じが…
私のようなヘタレ読書家(家、とつけるにもおこがましい…)には、
あーまーりーにーもー、内容が濃いです。

はっきり言って、
作中の文壇話にほっとんどついていけませんっ(泣)

いちおうタイトルを知っている、と言う本は数冊ありましたが、
読んだことのある本って、果たして…
前作に引き続き、どれもこれも桜庭さんの血となり肉となったであろう本が、
たーっくさん紹介されています。
紹介が至極あっさりしているのも魅力的で、
よくわからないからこそ読んでみたい、って気になるのもまたいいです。

そしてあんな膨大な本を読んでいるにもかかわらず、
どれも深い読み方で、それがどんなに昔読んだ本であろうが、
細部にわたって再現して解釈して見せ、議論を交わすあたりがもう、プロ。
最新作『ファミリーポートレイト』にも登場する文壇バー、
ほんとうにあんな感じなのかしら…

夜を徹するのも、
誰かと語るときに喧嘩になるのも厭わないくらいの情熱を持てる何か、
ってステキですね。

まったく話は変わりますが。
今お仕事で、

除架リスト本抜き作業

というのをやっているんですが。
どういうものかといいますと、
図書館と言っても棚のスペースは有限で、
未来ある新刊様のために、古参には引退いただく、ということです。
…つまり、あまり読まれていない本や、ふるーい本を、
リストに沿って本棚から強制連行するという、
ヒトラーも真っ青(嘘)、もない現代版図書館内ホロコーストです(言いすぎ)。
※すぐに抹殺されるわけではないです(念のため)

で、こないだ海外文学の文庫を殺ってやっていたのですが、
ふと桜庭さんや周りの編集者さんたちの顔が思い浮かび、
「Σ(゚Д゚;エーッ! それを抜いちゃうの!?」
「Σ(゚Д゚;エーッ! それ絶版本…」
「Σ(゚Д゚;エーッ! それ作者唯一の短編…」
「Σ(゚Д゚;エーッ! それ幻の初版…」
とかいろいろいろいろわめきたて、
文学に疎い私がこんなホロコーストに手を染めてよいのだろうか云々…
と考えるわけでした(笑)
あ、でも何冊かは、個人的な趣味と独断と偏見で、棚に残したものもあります。


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はじめてひとりで喫茶店に入ったのはいつのことだったか。
はじめてひとりでお風呂に入ったのはいつのことだったか。
そして、
はじめて恋を恋だと知ったのは、いつのことだったか。

女はみな少女であった。かつては。
ほとんどの時間そのことを忘れ、しらっと毎日をやり過ごしているが、
ふと、元・少女は想うのである。
私はいつから女になったのだろうか、と。
そして過ぎてしまった少女の頃に思いを馳せ、
熟していない果実を口に含んだときのような、
きゅっとした気持ちになるのである。

荒野
文藝春秋
発売日:2008-05-28


内容紹介
山野内荒野、十二歳。恋愛小説家の父と暮らす少女に、新しい家族がやってきた。
“恋”とは、“好き”とは? 感動の直木賞受賞第一作。



桜庭さん直木賞受賞後第一作『荒野』ですっ。
早っ!!
でも待ってました。

ファミ通文庫から『荒野の恋』が第二部まで出ていて、
でもこのシリーズは第三部まであると聞いていて、
今回タイトルをみて、「おや?」と思ったのですが、
今回の『荒野』、既刊の第一部、第二部を加筆修正したうえで、
第三部を書き下ろした、とのことでした。
文庫の方をAmazonのマーケットプレイスで苦労(?)して手に入れて、
しかも未読だったので、一瞬「うわーーん(泣)」とも思いましたが(笑)、
よく見かける『加筆修正』なるものがどんなものか、また比較してみようと思います。

というわけで、『荒野』ここに完結です。
扱っているのはあくまで思春期の恋であり、少女から女性への成長の過程なのですが、
よくある少女向け恋愛小説のようにきゃぴきゃぴした感じがまったくなく、
大人の女性、ひいては男性でも十分に楽しめる作品だと思いました。
桜庭さんらしく非常にすっきりした味わいで、とても読みやすかったです。

私は、実は、いわゆる思春期の頃、
『女』の体になっていく自分が、とてもとても嫌でした。
気持ち悪い、とさえ思っていました。
自分に起こっている変化を、到底受け入れられませんでした。
子供ができる仕組みを知ってしまったときの、
もはや嫌悪にも近い感情は、今でもずっと心の底にあります。

なんだか、おそろしい。
変化も。新しい命が、荒野よりずっと古いものから生まれでてくるということ、そのものも。



そんな誰にも、母親にさえも言えないような思いが、荒野の思いと重なり、
くらくらと作品に吸い込まれていくようでした。

女、という生き物の、とりとめもない、わけのわからなさ……。



このひと言に尽きます。

物語は荒野が中学校に入学するところから始まるのですが、
学校生活や、父親の再婚などによって、
様々な人とめぐり合い、一歩ずつ大人への階段を上っていくような展開が絶妙でした。
特に仲良し3人組、江里華、麻美、そして荒野の交流が微笑ましい。
みんなそれぞれに少女で、はしゃぎ、悩み、傷つき、大人になっていく…
あぁ、素敵だなぁ、と思いました。

あまり多くを語らず、
読む人の心のままによんでほしい作品だと思いました。

追伸。(誰に!?…(゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?)
鎌倉へ行ってみたくなりました。
(行ったことないのです…)

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今を時めく(めいてるよね…!?)桜庭一樹さんの痛快エッセイ。

桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE
富士見書房
桜庭 一樹(著)
発売日:2006-03-11
おすすめ度:5.0


内容(「BOOK」データベースより)
そこにあるのは、偽りなき作家・桜庭一樹の日常の100%。
ライトノベル作家として活躍しながら、その後着実に作品を発表し、
さまざまなフィールドへと活躍を広げていった一小説家のWeb日記ともいえる。
が。が、しかし。
空手を愛し、サンボマスターを愛し、
映画と小説と―もういろいろなものがおもちゃ箱のようにいっぱいつまった爆笑日記ともいえる、し。
でも、本当は世界の涯(新宿二丁目)であがきながら、疾走し、物語を紡ぎ続けた、
ある作家の日々の営みの記録である。



桜庭一樹サイト『SCHERAZADE』に掲載された、
2004年9月から2005年12月までの日記に、
コラムやらいろいろついて一冊にまとめられた作品。

あはっ。おもしろかったです。
作家さんの日常って…みんなこんなにおもしろいのかなぁ?
毎晩のように飲み歩き、マニアックな話に花咲かせ…
って書くととても羨ましく感じるのですが、
やっぱり〆切に追われたり、アイデアが浮かばなかったりと、
大変なことのほうが多いだろうなぁ、
と想像しつつも、桜庭さんの体当たり的な日常に思わず笑いが…(笑)
GOSICK創作秘話から空手道場のことまで、ネタにあふれた日常を、
これまたおもしろく描かれています。
まだご自身のことを『ライトノベル』作家と仰っていて、(私は分ける必要はないと思う)
TVなどでお見かけするより断然テンション高い、というか、若者向け…
って感じがします。
桜庭一樹読書日記』(感想はコチラ…余談ですがこの本のせいでおかげで財布がオホーツク海…)
よりも全っっ然、若いです。

いちばんのツボはコレでした(笑)

そういや昨日の夜中、ちょっと弱ってたせいか、ふと自分の名前に、

さくらばかずき
   ↑↑
ばか、って文字が入っていることに気づいて愕然。
キレてました。ばかじゃない!!!



いやいやいや、そこはつっこむところなの、ねぇ!?
こんなお方が、『砂糖菓子の~』とか、ううう。となる小説をを描いているのか…
うーむ、軽く悩んでしまいます。
もし私が小説家だったりしたら、
きっとこのブログ同様アホなことばっかり、というか、
アホ全開の裏表なし、な話書いてそうなのですが。
いやーー、作家さんってスゴイ…(・∀・)チゴイネ!

また巻末の『50の質問』もおもしろかったです。
あと同じく巻末の『桜庭一樹の創作空間』もまじまじと見つめました。
シュミ悪いのかな、わたしって…
先日の情熱大陸で、仕事場風景が映し出されていたのですが、
ほほう、なるほどなるほどと興味シンシン。
やっぱシュミ悪いですか、わたし。

今なら直木賞に乗っかって、桜庭さんフェアやってる書店が多いので、
比較的手に入れられやすいはず…
直木賞以前はみかけもしなかったのに、今では平積みです…
すげぇな、直木賞…
俄然次回作が気になるところではあり、
桜庭さんの魅力をきゃぁきゃぁと喚きたいところですが、
余計なプレッシャーになると困るので、
そっと陰から桜庭さんを応援したいと思います…そっと、そっとね。

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少女であることの絶望と、少女でしかない残酷。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)
富士見書房
桜庭 一樹(著)むー(著)
発売日:2004-11
おすすめ度:4.5


単行本もあります。リッチな方はゼヒ(笑)
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet

出版社 / 著者からの内容紹介
GOSICKの桜庭一樹、新境地…青春暗黒ミステリー。
鳥取の片田舎に生きる女子中学生・山田なぎさ。
父は他界し、母のパート代でなんとか暮らしている。
どこにでもいる少し不幸な少女と、
自分を「人魚」だと語る、謎多き転校生との奇妙な友情を描く青春暗黒ミステリー。



ううう。一気読みでした…
最初っから絶望と残酷の物語であることがバーーンと描かれているので、
正直、ちょっと辛かったです…ううう。
血なまぐさいものが苦手な方はご注意をば。

山田なぎさは、日本海沿岸の小さな町で暮らす、
自分のことを不幸だと思い込んでいた、ただの中学二年生―――少女であった。
謎の転校生、海野藻屑に会うまでは…

この…やるせなさ…をドカーンと突きつけられた物語でした。
少女であることの、また少女でしかない彼女達は、
行き場のないやるせなさを抱えたまま、大人になろうとしていたのかな。
大人になるって、そういうことなのかな。
でも一応「大人」(となったとみなされている)の私たちのなかにも、
きっと『やるせない思い』を抱えた少女的な部分はあって、
こういう小説を読むと、そんな部分がむくむくと膨らんできて、
ぽろんとひとつぶ涙が出そうになるのかも。
少女真っ只中の十代前半に読んでいれば、
きっとすごい具合でシンクロしてしまったのではなかろうか。
大人、になった私たちは、強烈にシンクロすることはなく、
ただ、むくむくとした得体の知れない何か、を持て余すだけなのだ。
大人になるって、ちょっとどこか淋しいのかもしれない。

あたしは、暴力も喪失も痛みも何もなかったふりをして
つらっとしてある日大人になるだろう。
友達の死を若き日の勲章みたいに居酒屋で飲みながら憐情たっぷりに語るような
腐った大人にはなりたくない。
胸の中でどうにも整理できない事件をどうにもできないまま大人になる気がする。



何もできない自分、できるようになるかわりに何かを失う自分…
みなそうやって少女の殻を脱ぎ、大人へと変化するのかもしれない。
大切な何かを抱えて、それを持て余しつつも、
大人としての体面を保つのだ。

絶望と残酷の物語ですが、
誰しもが通った過ぎ去りし少女の頃を思い出す作品でした。

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絆の強さにただただ圧倒される。

第138回直木賞受賞作。
タイミングよく図書館から回ってきました。

私の男
文藝春秋
桜庭 一樹(著)
発売日:2007-10
おすすめ度:4.0


出版社 / 著者からの内容紹介
お父さんからは夜の匂いがした。
狂気にみちた愛のもとでは善と悪の境もない。
暗い北の海から逃げてきた父と娘の過去を、
美しく力強い筆致で抉りだす著者の真骨頂『私の男』。



桜庭さんの作品はこれで3作目。
今までの作品で一番圧倒させられました。
のちに『桜庭一樹読書日記』で、
この作品の「産みの苦しみ」みたいなものを垣間見るのですが、
なるほど納得。
読書中、読了後も狂おしく絡みつく『何か』に、いささか恐怖さえ覚えました。

ひとつひとつ紡ぎだされる美しいことばを、じっくり読ませる作品。
こう…ダーーーーっと読めないのです。
そのようなことは…許されないのです。
そんな意気込みを感じる、渾身の作品です。

登場人物の一人称が次々と変わりながら、花と淳悟の関係を遡るという、
ちょっと変わった時制でもって語られるスタイル。
最後まで読んでもう一回読み返したくなりました。
うう…買ってしまいたい、いっそのこと。

だんだん明らかになっていく、花と淳悟のちょっと異常な関係、過去、生い立ち…
どきどきしながら読みました。
エロティックなシーンであっても、桜庭さんが描くと、
とても崇高な行為であるかのような気がしてくる。
このエロティックな美しさを、どれだけ受け止められただろうか。
どれだけ花と淳悟の絆を受け止められただろうか。
両の手では、とても足りない。

花と淳悟の絆は、鎖のように重たく、冷たく、確固たる意思をもってふたりを繋いでいる。
狂おしく絡み合いもつれ合う―――絆。
他人には見えない、見てはいけない、そんな絆を桜庭さんによってまざまざと見せつけられた。

Amazonでの評価は…賛否両論なかんじですねぇ。
でも私はこういうダーティーな作品が大好きです。

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桜庭さんの本棚、いざ拝見―――!!!!

桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。
東京創元社
桜庭 一樹(著)
発売日:2007-08
おすすめ度:4.0


うむぅ、すごいです。
作家の方や編集者の方って、みんなこのような読書量なのでしょうか。
量だけでもすごいのに、
むかーし読んだ本の内容に関してあれこれ物議をかもすものだろうか…
いやー、すごい。

東京創元社発行だけあってか、創元推理文庫が特に多かった気が。
海外モノ多し。
私が怖くて手を出せないところですっ…(^-^;
翻訳ものって、なかなか手が出せません。私のウィークポイントです。
これだけ積読があるのに、創元推理文庫は数冊しか持っていないのです。
なんだかこの本を読んでいると、
自分がなにやらもったいないことをしている気さえしてきます。

そうそう。
特筆すべきことは、あちらこちらで「ふるい本」に対する愛情がほとばしっているということ。
ふるい本って、会話文とか古くさくて(ふるいんだからアタリマエか)、
読みづらいなー、とか思ってみたのですが、

ふるい本なくして今の文学は在り得ない!!

んですよねー。
ふるい本にはふるい本のよさがあって、
一旦その世界にタイムスリップした気持ちで臨んでみるのもおもしろそうですね。

いやぁ世界は広い。そして時は長い。

そして気になった本をいくつかピックアップしてるうちに、
メモ帳がこんなことに!!



やばい。
気になった本=買っちゃいそうな本である。
本買いたい虫が、体の中で活動し始めてきましたよ!?
いちいち『図書館で借りる本』と、
『文庫なので買っちゃってもいっかー本』に分けているあたりが確信犯。
さあっ!!いよいよ海外ミステリに手をだすか!?
読まず嫌いだった海外ミステリですが、桜庭さんのこんな一言で、
ちょっと読んでみようかも、と心揺らぎました。

わたしは普段、本や映画を選ぶときに、
人が薦めるものをなるべく入れるようにしている。
自分の選択だけだとどうしてもかたよって、その場所がせばまっていってしまう。
せばまり続けるとちいさくなって完結して、そうなったら、死ぬ。



なるほどなー。
視野を広げるとか、多角的に物事を捉えるって、
できそうでなかなかできないですよねー。うん、頑張れ自分。

読書日記以外にも桜庭さんの日常について色々書かれていて、とても楽しめました。
他人の日記って、どうしてこんなにおもしろいのでしょうか。
そして特筆すべきは、時々垣間見える『産みの苦しみ』でしょうか。
日記連載中は、『少女七竈と七人の可愛そうな大人』の後半、『赤朽葉家の伝説』が執筆中で、
後半の方は直木賞受賞作となる『私の男』のプロット作り~執筆中だったそうです。
特に驚愕したのは、『私の男』の世界作り。
持てる力の全て、もしくはそれ以上の力でもって、作品を生み出しているのですね。
桜庭さんの作品に圧倒させられるわけが、すこしわかった気がしました。
作家さんの全力投球、まっすぐに受け止めたいと思いました。

そして桜庭さん渾身の思い。

こういうことを繰り返したら、作家も読者も聞き分けがよく似通った、
のっぺりした顔になってしまうんじゃないか。
笑顔でうなずきあいながら、ゆっくりと滅びてしまうんじゃないか。
駄目だッ!散らばれッ!もっと孤独になれッ!頑固で狭心で偏屈な横顔を保て!
それこそが本を読む人のがんめんというものではないか?
(略)
それぐらいの偏屈さは、最低限、保たなくては……。
みんな、足並みなんか、そろえちゃ、だーめーだー……。
古い本を!古い本を!むかしの小説を!読まないと死ぬゾ。



なんか桜庭さん、いっぱい死んでますね!?(笑)
ほとばしる本への愛を感じた一冊でした。

というわけで。
さっそく昨日、シゴト帰りに古本屋さんとジュ●ク堂へ行き、
膨大なリストを手に、色々買い込みました。
詳細はまた後日。ふふふ。

あぁ、私も心の赴くままに本を買い漁ってみたい…
(今でも十分?いや、これでもかなり厳選しているのですよ)

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溜息が出るほどに美しい、川村七竈の世界にうっとりと浸ってしまいました。
装丁からして美しいですよね。
この表紙の絵を描いているさやかさん、
ちょっと昔『週刊文春』でインタビューされていたのを、
私、手元にコピーをとって残してあります。
とても甘美な少女のイラストが印象的でした。
まだお若くていらっしゃるのですが、
恋の四十八景』という、四十八手の体位をテーマにした、
ちょっとドキっとさせられる作品集も発売されています。

話を七竈に戻しましょう。
川村七竈という少女のおとなになってゆく様子が、様々な視点から語られます。
「せまいせかい」からまさに歩み出さんとするときの、
暗闇の中で歩くときのような心もとない感じが、なんとなく、伝わってくるのです。
あまりの美しさと「いんらん」の母のおかげで、町では異形の存在である七竈。
発せられることばも内に秘めた思いは、一見すると他の存在を超越しているように思えるのですが、
物語にとっぷりと浸ってみると(幸いにしてこの本はとっぷり浸かれるだけの何かがあるのです)、
七竈もいわゆる高校生なのであって、
彼女が少しずつおとなへと近づいていく過程には、
「あぁ、なんか見守っていたいなぁ」とあたたかい気持ちになれるのでした。

「ずっとおなじ生活が続くわけではないのですね。そのことに去年気づきました。
人は生活を選べるのだと。住む世界を選択するのだと。気づいてなかったのです。
だから、いろいろと、いま、わたし」

(略)

「自分で選んだつもりでもね、じつは、選ばされている。
それしかない道を、わけもわからず、振りかえりもせず、突き進む。
そういうことももしかしたらあるのかもしれない」



雪国のグレーで閉ざされた風景と鮮血の様にまぶしい赤色が脳裏に浮かぶ、
じつにじつに芸術的な本でした。

出版社/著者からの内容紹介
わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった…
鉄道を愛し、孤高に生きる七竈。
淫乱な母は、すぐに新しい恋におちて旅に出る。
親友の雪風との静かで完成された世界。
だが可愛そうな大人たちの騒ぎはだんだんと七竈を巻き込んで…。



少女七竈と七人の可愛そうな大人
角川書店
桜庭 一樹(著)
発売日:2006-07
おすすめ度:4.5


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こ、これは…欲しいかも!!
ハードカバー、しかも二段組と言うボリュームなのに、全然飽きさせないんですね。
じっくり時間をかけて、ゆっくり読ませていただきました。
今読み終えて、ほぅ。と軽く放心。

主役となる3人の女性たちが生きたそれぞれの時代が、
そして時の流れや山陰地方の人々の生活・文化が、
とても色彩鮮やかに描かれていて、ただただ圧倒されました。
万葉が生きた私の知らない昭和の様子、
毛毬が生きた私の生まれた頃の昭和の様子、
瞳子が生きるまさに今、平成の時代……
それぞれの時代と、時代の変遷がほんとうに生き生きと描かれていて、
風景が、人々が生きている様子が、ありありと瞼の裏に浮かぶのです。
そして彼女達の人生が、世の中の流れを横糸として織り成される壮大な物語として描かれています。
そんな時代の風に翻弄されながらも、
与えられた生を全うする(しようとしている)彼女達に、勇気づけられました。

万葉が視た未来は確実に訪れる、というのが切なかった。
特に冒頭の『空を飛ぶ男』の謎は、最後の最後まで解明されませんが、
万葉の想い、『空を飛ぶ男』の想いは切なくそして重く、私の胸に迫るのでした。

ぱらりらぱらりら…がよかったなぁ…ぱらりらぱらりら。
そしてぶくぷく茶!!
コレ、TVでみたことありますよ!!
鳥取ではメジャーなおやつなのでしょうか。
なんだかこころあたたまるおやつですよね。

出版社 / 著者からの内容紹介
「山の民」に置き去られた赤ん坊。
この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、
赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。
これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。
――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。
高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、
鳥取の旧家に生きる3代の女たち、
そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。
2006年を締め括る著者の新たなる代表作、桜庭一樹はここまで凄かった!



赤朽葉家の伝説
東京創元社
桜庭 一樹(著)
発売日:2006-12-28
おすすめ度:3.5


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