凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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狂気を身に包んだ、壮大な物語集。

いのちのパレード
実業之日本社
恩田 陸(著)
発売日:2007-12-14
おすすめ度:4.0


内容紹介
『あの黒い表紙、強烈な帯コピー、シンプルかつ洗練されたデザイン。
手に取った時の、嬉しいような怖いようなおののきを今でも覚えている。
(中略)かつて「幻想と怪奇」というジャンルのくくりでお馴染みであった、
奇妙でイマジネーション豊かな短編群には、今なお影響を受け続けている。
あの異色作家短篇集のような無国籍で不思議な短編集を作りたい、
という思いつきから連載をさせてもらった』(あとがきより)。

恩田ワールドの原点<異色作家短編集>への熱きオマージュ。
ホラー、SF、ミステリ、ファンタジー……
クレイジーで壮大なイマジネーションが跋扈する、
幻惑的で摩訶不思議な作品集。



恩田さんは3作目なのですが(少ない…)、
言葉の使われ方がものすごくきれいで、
真似したくなる文章ばっかりです。
全体的な印象は、いささかチープな感想で申し訳ないのですが、
『世にも奇妙な物語』みたいな感じでした。
この番組好きだった人はきっと楽しめますよ~。
恩田さんらしい(…といえるほど読んでいませんが…汗)怖さに満ちていて、
例えばですね、

―――黄昏時、ふと視線を感じて後ろを振り返る。
しかしそこには誰もおらず、ただいつもの日常が目に映る。
でもたしかに、『不在』というものの『存在』を見たような気がする―――


うまく言えませんがそんなことを思いました。
以下、特に印象に残った作品達です。

『観光旅行』
うわー。怖い。
軽々しい行動は慎まなくちゃ!!と思いました(笑)
最後の最後での『オチ』がサイコーにおもしろかったです…

『夕飯は七時』
言葉の持つ力って本当におもしろい。
そして子どもというのは実に想像力がたくましい。
物語の中では大変なことが起こっているのですが、
なんだかその大変なことですら微笑ましく感じました。
このようなことをまるで見て聞いて感じたように描かれていて、
物語であることを忘れてしまいそう。

『当籖者』
衝撃的な作品。夢に出てきそうです…
当たるって、そういう意味だったのね…みたいな。

『SUGOROKU』
えっ!?これで終わり!?
とびっくりした作品。
私の読解力不足でしょうか。
結局最後はどうなったの…?
…怖くて聞けない…そんな感じ。

いのちのパレード
私たちが『して』きた結果を、鈍器でじんわり叩かれたような物語。
彩りがあざやかに広がり、ハイビジョンのような美しい光景が目に浮かぶ。
いちばんファンタジクでありながら、いちばんリアルを感じた、
不思議な、でも心地良いような、そんな作品でした。

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なんと恩田さん初読みでございます。
とりあえず代表作を…と思い手にした『夜のピクニック』。

すっっっっっっごい、よかったーーーーーー(・∀・)キュンキュン

北高名物の学校行事「歩行祭」。
全生徒が夜を徹して80kmの道のりを一泊二日で歩き通す伝統行事。
本作ではそのスタートからゴールまでを、ただひたすらに描いてあるのです。
こんな作品紹介では「え、それだけ?」と思わなくもないですが、
「それだけ」に終わらないところがこの作品のすごいところです。
登場人物みんなが―――これがまた多彩なのだ―――
それぞれが抱える思いを胸に秘めてこの歩行祭に臨むのですが、
その心理描写はお見事!!のひとことに尽きます。
特にこの作品で描かれる『友情』が、この上なくすばらしいと感じました。
友情だけでなく、人物同士の秘密や葛藤のこまやかな描写が印象的でした。

私にとって学生時代というのは、ほんとうに特別な時間で、何事にも代えがたいものです。
そしてそういうことは、学生じゃなくなってから気づくのです。
なんでもない日常や、友達との他愛ないおしゃべり、
決して楽しいことばかりではなかったし、その時なりの悩みも抱えていたけれど、
あのキラキラした時間―――そう言えることはとても幸せなことですが―――
はもう二度と戻らないのだなぁと思うと、心にぽっかりしたものを感じます。
この作品は自分にとっての「あの頃」を思い出させてくれる作品です。
誰もが持っている大切なあの時間を、この作品は彩りを添えて呼び戻してくれました。

何かの終わりは、いつだって何かの始まりなのだ。



ああ、なんて清々しい言葉なんでしょう。
読後は心地よい疲労感と、爽快感、そしてほんのすこし寂しい…
そんな色々な感情にこころ揺さぶられること間違いなしです。

夜のピクニック
新潮社
恩田 陸(著)
発売日:2006-09
おすすめ度:4.0


内容(「BOOK」データベースより)
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。
それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。
甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。
三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。
学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、
貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。



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ありがとうございました。
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