凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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伊坂さん初読みです。
文章が優しく、なんていうかー、おしゃれ!!ですね。
女性に大人気なのもわかる気がします。
そして登場人物たちがなぜかみんなカッコイイ(容姿云々ではなく)。
こりゃー、やられますわ。

ミステリーっぽい紹介をされていますが、
もちろん、核となるのは連続放火事件とグラフィティ・アートなんですが、
この小説からはあまりミステリーの香りは感じませんでした。
むしろこれは、家族の血のつながりを、
もっというなら遺伝子を越えた愛の物語ですね。
(最近こういうことをよく書いている気がする…)
愛情とはこれほどまでに尊く愛おしいものであったのかと、
端正な文章からしんみりと伝わってきました。
むしろサラリとしているからこそ、こころにすぅっとなじむのかな。

物語のアクセントとして使われるクロマニヨン人の記述や、DNA薀蓄、グラフィティアート…
それらが、単調とも思えるこのお話に彩りを添えています。
だから読んでいて飽きないんですね。
そういうところにも伊坂さんのセンスを感じました。

世の中を達観しているようにも思える春の言葉が胸に沁みます。
彼の生い立ちがそうさせているのか、
彼の生い立ちをいぶかしむ人たちがそうさせてしまったのか、
決して幸せとは言えない誕生であったはずなのに、
彼ら一家は幸せに満ちていました。
だからこそ、春には春にしか紡げないことばがあるのでしょうか。
春の名言集を作りたいくらい、洒落ていて心地いいです。

「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」
「重いものを背負いながら、タップを踏むように」
「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、みんな重力のことを忘れているんだ」
「人間の賢さは、人間のためにしか役に立っていない」



そういえば。
目には目を…という言葉のほんとうの意味をはじめて知りました。
なんだか賢くなれる(ような気がする)作品であったなぁ。

重力ピエロ重力ピエロ
伊坂 幸太郎

新潮社 2006-06
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内容(「BOOK」データベースより)
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。
家族には、過去に辛い出来事があった。
その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。
連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。
そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。
謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。
溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。



あなたの読書の参考になれば幸いです。
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