凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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淡々と語られる、ある猫の一生と、彼に関わる人々の三部からなる物語。

猫鳴り
双葉社
沼田 まほかる(著)
発売日:2007-08
おすすめ度:5.0


出版社/著者からの内容紹介
宿した命を喪った夫婦。
思春期の闇にとらわれた少年。
愛猫の最期を見守る老人。
それぞれのままならぬ人生の途に「奇跡」は訪れた。
濃密な文体で、人間の心の襞に分け入ってゆく傑作長編。
一匹の猫の存在が物語を貫く。


いや、ハラハラさせられました…
猫好きの人はむしろ読まないほうがいいかもしんない。

第一部、第二部はあっけない幕切れなのに、
第三部だけはいやに濃厚で現実的で具体的。
そのギャップにちょっとついていけないかなーと。
どうせなら第一部、第二部のようなあっけなさを第三部でも展開した方が…

でもやはり生き物と一緒に暮らすというのは、
こういうことなんだよ、と思わせる作品。
何が彼らにとっていちばん幸せなのかなー?と考えてしまう。
死が迫ってきたとき、懸命に延命治療する?それとも自然の成り行きに任せる?
しかし一秒でも長く留めておきたい大切な命。
生き物にとってどうするのがいちばん幸せなんでしょうか。

たとえばあなたのたいせつな誰かが意識不明の重体に陥ったとする。
本人にとっては苦しい延命治療を施すか、
そのまま楽に、自然のまま見守るのか…
延命治療の先にある命は、ほんとうに「生きている」と言えるのだろうか…

など、難しい考えがぐるぐるよぎりました。

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今風に言えば、親のスネをかじって日々漫然と生きる『ニート青年』王弁と、
僕僕と名乗る、時に愛らしい少女、時に威厳ある老人…
変幻自在の仙人の旅物語。

僕僕先生僕僕先生
仁木 英之

新潮社 2006-11-21
売り上げランキング : 19188
おすすめ平均

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by G-Tools


内容(「BOOK」データベースより)
時は唐代。若き王弁は父の財産に寄りかかり、
学ばず、働かず、娶らず、ひたすら安逸を貪っていた。
そんなある日、父の命で黄土山へと出かけた王弁は、
そこでひとりの美少女と出会う。
自らを僕僕と名乗るその少女、なんと何千何万年も生き続ける仙人で…
不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、
まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、
五色の雲と駿馬を走らせ天地陰陽を大冒険。
第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。



作品中を流れるゆったりした時間の中にも、
自分らしく生きるためのヒントがたくさん散りばめられています。
王弁と同じく、私も彼らの旅を通して少し成長できたような、
そんな気がしました。

しかし僕僕はふと微笑んで、
何もしていない人間などいないのだよ、と優しく諭すように言った。


なんてねっ。
なんだかじ~んときてしまいました。

中国が舞台なので、
人名地名や歴史的背景を覚えるのに難儀するかな~とか思ったのですが、
十二国記シリーズや封神演義で鍛えられたのか(笑)
わりとすんなりこの世界にひたることができました。
漢字が苦手な方も、フィーリングでなんとかなりますので!!
敬遠せず、ぜひ僕僕と王弁の旅を楽しんでほしいと思います。

一番のお気に入りは…
僕僕が乗る5色に光る雲!!ファンタスティック!!
あれ欲しいデス。
でも徳のない私には触れることもできないんだろうなっ!!
残念。

シリーズ化してほしいなぁ…と思ってたら、どうやら今夏続編が出るそうです!!
実は著者の仁木さんと私は出身大学が一緒なんですが、
長野滞在中に寄った行きつけのカレー屋さんで、
仁木さんのインタビューが掲載された地元のタウン誌を見かけたんですな。
何やら新たな旅の予感プンプンで、楽しみです!!

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ひなたぼっこは3時まで
待ち合わせは本屋さんで
苗坊の読書日記
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不眠症の檜山、夜の町を徘徊する矢鳴、頑なに心を閉ざしたキューピーさん。
大なり小なりこころに潜む悩みを抱えた3人の高校生たちの物語。
いわゆる『青春』のやや斜め上あたりを漂うように過ごす彼ら。
3人の絆は希薄なようでいて、糸のようなものでか細くつながっている。
「あれ」と呼ばれる奇病に冒され、喪失を免れない運命にある矢鳴を前に、
私こと檜山とキューピーさんはなすすべもなく日常をただ通過する。
園芸部を通して徐々に深まる3人の絆であるが、
深まった絆の分だけ、喪失による悲しみも大きい。
それでも『私』は彼らとの距離をもっと縮めたいと願う。

読後はなんだか淋しい気持ちになる。
無性に人を、人と触れ合うことを恋しく思った。
これが『喪失感』というものかしら。
しかしその喪失の悲しみも、時を経るにつれ薄れゆき、
喪失の悲しみを忘れてしまいかけた自分に淋しさを覚えるのだ。
人間とはそういうもので、そんな虚しさをうすぼんやりと描いた作品であった。
全体的にけだるい雰囲気で、曖昧模糊とした印象。
なかなかいいテーマを扱っていると思うのだが、あともう一歩、踏み込んだ描写があれば、
胸に迫るような作品だったのかもしれない。
かゆいところに手が届かなかった、ちょっと残念な作品であった。

『青春』というものをどこか揶揄しているような描写が散見されるが、
それを読んで、
「おぬし、まだまだ若いのぅ」
と思ってしまった私はもうオバサンなのかしら(笑)
そういうものに対して、何かしら難癖をつけたがるところに、
作者の若い感性と、現代的なものを感じた。
全体的にとらえどころのない散文的な作品なのに、『青春』というキーワードだけは、
やたらとくっきり(しかもネガティブに)感じられた。

『失われる者と残される者』という観点からは、
三崎亜記さんの『失われた町失われた町失われた町あまなつAdhover 失われた町』を彷彿させたが、
※『失われた町』の感想はコチラ
本作の心理描写・情景描写は、『失われた町』にあるそれには遠く及ばない。
本作発表時埜田さんはまだ20歳。
今後どんな作家として成長していくのだろうか。

些末なおもいで
角川書店
埜田 杳(著)
発売日:2006-12
おすすめ度:1.5


内容(「BOOK」データベースより)
不眠症の高校生・桧山は毎夜窓の外を見下ろし、夜の町に深い海のような孤独を見ていた。
そんなある夜、やはり眠れずに彷徨していた同じクラスの矢鳴に声をかけられる。
二人は次第に打ち解け合い、少女・キューピーさんも輪に加わって心地よい日々が始まった。
しかし、矢鳴は「あれ」と呼ばれる奇病に罹っていた。
身体のそこかしこが痒くなり、やがて…。
喪失の痛みと、それでもなお繰り返される「日常」の残酷。
20歳の新星がものした、たったひとつの『かけがえのない物語』。
かつてどこにもない、ここからしか生まれ得なかった青春文学。
第2回野性時代青春文学大賞受賞作。



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<花>の本と映画の感想
黒夜行
ほんだらけ
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