凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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6編からなる連作短編集。
それぞれの短編のタイトルがステキ。言葉のセンスのよさを感じます。
『いちごに朝霧、映るは空』
なんて、キュートさ全開ですよねっ!!
これはいわゆる『普通』の大学生活からはみ出してしまった人たちの、
ちょっぴり淋しく切なくオカシイ(笑)青春小説。

神田川デイズ
角川書店
豊島 ミホ(著)
発売日:2007-05
おすすめ度:4.0


登場人物がみんな健気でね、なんだか応援したくなるんだな~。
彼らが、いろんな人と出会い、いろんなことを経験することによって、
すこーしずつではあるが成長の様子がみられたりして、
それがこの作品の良いところであると思う。
あなたもきっと『童貞メガネーズ』を応援したくなりますよ!!

どの短編からも、自分の大学生活を思い起こさせてくれます。
イマドキ大学生の心理や、彼らをとりまく情景描写がとてもリアルな作品。
楽しかったことも苦い思い出も、
鮮やかに浮かんでは消えてゆく…そんな感じでした。
豊島さんがまだ若いっていうのもあるんだろうなぁ。
最近の若者をすごーく上手にとらえていて、
ちょっと前まで「最近の若者」であった私は、当時を思い出し、
大学生が抱える不安や悩み事に(今思うとたいしたコトではないのだけれど)
胸がキューンと切なくなってきたのでした。

イマドキの大学生は彼らなりに、毎日を充実させようともがいているのです。
冴えない自分にカツを入れ、モテたい一心で報われない努力をし、
それでも『特別』になれないとひとり涙をこぼす…
そんな大学生の何気ない(本人達にとっては重大な)日常が、
こんなにも愛おしく感じられるなんて!!
私ももうトシですかなぇ。
大学生というものはみんな、日常を謳歌しているように見えて、
実はそんなでもないんだという発想・着眼点がスゴイなぁと思いました。
だらしな系若者を描くといえば、私は角田さんを思い出すのですが、
豊島さんの描く若者は、もっとポップでキュートでスウィートですネ。

今まさに「最近の若者」である人にも、かつてそうだったオトナにも、
ぜひオススメしたい作品です。

印象的だったのは『花束になんかなりたくない』でした。
ご自身の実体験でしょうか。
これは結構内容が重く、ズーンときました。
豊島さんの想いが、ぎっしり込められた力作です。

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豊島さん初読みです。
日常の中にある、キュートでポップで、ちょぴり切ない、そんな3つの恋物語。

青空チェリー
新潮社
豊島 ミホ(著)
発売日:2005-07
おすすめ度:3.5


収録作品は以下の通り。
『ハニィ、空が灼けているよ。』
『青空チェリー』
『誓いじゃないけど僕は思った』

R-18文学賞が続いてますが。
これは第一回の読者賞受賞作品です。(『青空チェリー』で受賞)

『ハニィ、空が灼けているよ。』
戦時下(と言っても近未来を想定した戦争)、
麻美は当時付き合っていた大学の教授と、故郷の幼なじみ・映二とのあいだで、
恋心を微妙に揺さぶられていた。

『青空チェリー』
予備校の屋上から覗き見るラブホでの光景に欲情しちゃう、
18歳、発情期まっただなかの森田千花の物語。

『誓いじゃないけど僕は思った』
中学生の時の想い人を、大学4年になった今でも忘れられない浩介。
まるで幻影にすがるように、届かない思いが切々と語られる。

私は受賞作となった『青空チェリー』よりも『ハニィ~』が好みでした。
麻美と映二が章ごとにかわるがわる語っているので、
お互いの思いを、時には主観的に、時には客観的にみつめることができました。
戦時下とはいえ、まだまだのんびりとした空気がながれる田舎町での2人の様子が、
いかにも若者らしく飾らずに描かれていて、
とてもピュア(死語?)な気持ちにさせてくれるのでした。
麻美のやってることは要するにフタマタだろう、という真実をさておいてでも(笑)、
映二とのピュアな関係が高感度大です。
クライマックスにかけてだんだん戦争が2人や2人をとりまく人々に迫ってくるのですが、
ラストには思わずホロリとさせられちゃいました。

『青空チェリー』は…
これが読者賞ですかー。
先日読んだ『花宵道中花宵道中花宵道中あまなつAdhover 花宵道中』もR-18文学賞受賞作なので、どうしても比べてしまって。
※『花宵道中花宵道中花宵道中あまなつAdhover 花宵道中』の感想はコチラ
着眼点はおもしろいかなと思ったけれど、奥深さとかは感じられませんでした。

『誓いじゃないけど僕は思った』
ホントにこんな男子がいたら、私はちょっと怖いな。
でも君のその一途な気持ちは、大切にしてあげたいとは思うよ。
でも一歩間違えるか、一歩踏み出すとストーカーですからっ。
主人公にイマイチ感情移入できなかったため、やや評価低め。
でもそんな(ちょっと情けない)オトコの気持ちを、
女性がここまでリアルに描いているというのがすごい。

全体を通して、若い作家さんらしく、
日常をそのまま切り取ったような素直で飾り気のない文章が好印象でした。
恋愛に『特別』なんてない、あくまで『普通』な現代っ子たちを、
こんな風に印象的に描けるのって、すごいと思う。

私は文庫を読んだのですが、単行本とは大分趣が異なるようなので、
そちらの方も気になってみたり…
青空チェリー

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