凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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マイブーム、日本ファンタジーノベル大賞作品を読み漁ろう、続いてます(笑)
私の初めての『読書』は、多分『はてしない物語』(ミヒャエル=エンデ)なので、
ファンタジーは私の根幹にあたるんですよね。
ちなみにその後『ゲド戦記』『指輪物語』へと移行していきます。
でもどっちもまだ最後にたどり着いてないんだな。
いつかまた読み返そう。
というわけで、これからも追っかけます、この大賞。

8編からなる連作短編集。
舞台は近未来のスラム化した東京。人口約4000万人。地方にはほとんど人がいなくなる。
アメリカと中国が互いに覇権を争う過程で、
日本人を東京という都市に囲い込んでしまおうという世界。
そして日本人達は、アメリカ人や中国人に人体を「部品登録」することで、幸せを得られると信じ、
東京のどこかに棲んでいる「ゾウ」という大きくおおらかで優しい動物が、
この国の鍵を、希望を担っていると信じている。
「ゾウ」ってところがいいんだよね。なんとなくだけど。

象の棲む街
新潮社
渡辺 球(著)
発売日:2003-12-19
おすすめ度:3.5


出版社/著者からの内容紹介
米中二大国に支配され、すべてを失った日本。
荒廃した東京に囲い込まれた人々の唯一の希望は、一頭の“象”だった――。
圧倒的創造性で綴る幻想絵巻。



漂う雰囲気は、こないだ読んだ『ラス・マンチャス通信ラス・マンチャス通信ラス・マンチャス通信あまなつAdhover ラス・マンチャス通信』にちょっと似てるかも…
このなんとなくやるせない、混沌とした空気が、私のツボをとらえました。
あちこちに張られた伏線は、最終的にどう集結していくのか…!!
だんだんと明らかになっていく物語の全容、登場人物たちの背景。
このロールプレイングゲームの謎解きのようなドキドキ感がよかったです。
しかし本作に描かれているような未来もあり得るんじゃないかと、
最近の日本をみていてそう思わざるを得ないところに、一抹の淋しさと不安がよぎりました。
小説の中の、いわば「嘘」の世界なのに、
ここに描かれていることは、近い未来の日本なのかもしれません。
ホント、この国はこの先どうなってしまうのでしょうか。
私たち20~30歳代が年寄りになったときのコトは、もはや怖くて想像できません。
とかいいつつ、引越しにまつわるドタバタで選挙を棄権してしまいました。
ちょっと悔しい週明けです。

この作品のテーマのひとつに、人と人とのつながり、があると感じました。
世の中には悪いヤツもいいヤツもいて、
富んでいる人もあれば貧困にあえぐ人もいる。
今生きる世界がどんなであっても、
人間は誰かと繋がっていないと生きていくことはできない、
そんな印象をつきつけられました。

どんよりした空気が作品を覆っていますが、案外スラスラと読めました。
ただし、この作品も『ラス・マンチャス通信ラス・マンチャス通信ラス・マンチャス通信あまなつAdhover ラス・マンチャス通信』同様、体調の悪い方にはオススメできないかも(笑)

余談ですが。
食べ物に食べ物じゃないものを混ぜこんで平気で売る…
まるで今話題のどこかの国と同じようなことが書かれていて、
なんだか感心するやら笑えるやら…でした。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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