凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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やっと最新刊までたどりつきました。
『時間鉱山』エピソード後編!!
3巻からは1年しかあいてないですねっ。
この調子でガンガン出して欲しいです。

4巻でのエピソードは以下の通り。
『時間鉱山Part2』
『エピローグ―帰還―』


時間鉱山の中で行方不明になったキエを探しに、
シェンが時間鉱山の『副作用』も顧みず、
ユキオとヒロムを連れて捜索に行くところから物語が始まる。
時間鉱山に翻弄されながら、キエ、ユキオ、ヒロムを地球に生還させる道のりが描かれる。
生還への道のりは、案の定波乱に満ちていて、息つくまもなく一気読み。
3人がそれぞれ抱えていた事情が明らかになり、
「なんとか、なんとかあともうちょっと頑張って!!」
と言わずにはいられない展開であった。

そしてついに姿を現した『血まみれローズ』ことシェンの母親。
3人の、そしてシェンの運命や、いかに!?

生きたいという気力がなければ、身体は死へと引きずり込まれてゆく。
登れ、登れ。己の山を登れ。



…大丈夫。『時間鉱山』での物語は完結を迎えます。
シェンとローズの邂逅の場面では、なんとなく複雑な気持ちになりました。
シェンの抱える心の傷・心に空いた穴を垣間見てしまった気がして。
途中から3人の名前が漢字表記されるのですが、
彼らが『現実』に近づいている様子をうまくあらわしているなぁと感服。

自分の人生を生きるということは、基本的に孤独なことであり、
独りで歩んでいかなければならない。
道中には様々な困難が待ちうけ、時に絶望で歩けなくなることもあるかもしれない。
しかし、独りで歩いている中にも、常に『支え』というものが存在し、
助け合いながら歩んでいけるのも人生である。
歩いているうちに、道端に咲く花を見つけ、ささやかな幸せを感じるかもしれない。
ひとりじゃない。ひとりでは、生きていけない。
3人の生還への道のりは、まさに人生の縮図そのものであった気がした。

次巻以降は、失踪したシェンの友人リップの行方や、
まだまだ逃亡中の脱走犯たちの悪行、
『抵抗者(フリッカー)』たちの動向、
そして、あの血まみれローズとどう決着がつくのか、
そもそも彼女の本意はなんなのか…
あたりがテーマでしょうか。
気になることはまだまだ盛りだくさんですが、

長い物語も、とりあえず「ヤマは越えました」という感じ。

しかし、「ヤマを越える」をこう使うとは…さすが宮部さん。

徐々に明らかになっていくテーラの真相。
描写が細部にわたるため、多少のじれったさを感じるが、
このじれったさがたまらなく好きだ。
細やかな描写が、ファンタジーの世界を、また夢(場)の中をリアルに描きだしてあり、
それ故、見知らぬ世界への思いが無限に広がってゆくのだ。

余談。
巻を追うごとに、表紙のシェンがだんだん大人っぽくなってきてるー♪
なんかもう色っぽくてクラクラなんですけど!!!
シェンもいよいよ『青年』の仲間入りかな。
扉絵のカーリンもステキ。

ドリームバスター 4 (4)
徳間書店
宮部 みゆき(著)
発売日:2007-05
おすすめ度:3.5

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ついに3巻までやってきました!!
魅力的な新キャラクター、カーリンも登場し、ますます彩り豊かになる作品。
1巻・2巻の感想はコチラ
ドリームバスター感想
ドリームバスター2』感想

本作収録作品は以下の通り。
『赤いドレスの女』
『モズミの決算』
『時間鉱山Part1』


『赤いドレスの女』では、1巻2巻に登場したD.P、道子と理恵子が再び登場。
じっくり再読した甲斐があったってもんです。
ここでは理恵子の普段の生活ぶりがやや明らかになるが、相変わらず弱気で頼りなげ。
それでも、マエストロに渡されたリストバンド(錨)を心のよりどころに、
以前よりは前向きにたくましく生きている様子が伺える。
同じD.Pとの出会いも果たし、一安心…と言いたいところだが、
あのリストバンドにはやはり『秘密』があるようで…
ときおり理恵子の近くをよぎる『赤いドレスの女』は、
あの血まみれローズ―――シェンの母親なのだろうか!?
しかしなぜ、その姿が目に見えるのか!?
謎は深まるまま、一抹の不安を抱きながらも、今はリストバンドだけが頼りなのだ。
今後の展開に注目!!…せざるを得ないでしょう!!

『モズミの決算』
D.P、タカシの置かれている状況はは悪くなる一方である。
具体的かつ現実的解決策が見出せないまま、場を後にする一行。
心身とも疲弊しきったシェンはついに体調を崩す。
そこに、元D.Bでシェンとも知り合いであったパーカーの姪であるカーリン登場!!
『ド』がつく田舎娘で、まっすぐで正直な性格からしょっちゅうシェンともめてるが、
その様子が実になごむのである。
人物描写に手抜きがないので、臨場感たっぷりに読ませてくれる。さすが。
息つく間もない、タカシのエピソードの中に、うまく盛り込まれていて、
物語の世界がまた大きく膨らんだように感じた。

モズミなりの決着は、あまりにあっけなく幕を閉じる。
これからのタカシの将来を考えると、何が最善だったのかわからなくなる。

『時間鉱山Part1』…ってことは続きがあるわけで。今回は前半。
今回の舞台はD.Fではない。似て異なる場である。いや、正確には場ですらない。
『時間』の素があふれ出す源泉のようなものの近くに存在する時間鉱山と呼ばれる場所。
どうやらそこにシェンの友人であり、D.Bでもあるマッキーが迷い込んだらしい。
マッキーを探しに時間鉱山に降り立ったシェンとマエストロ。
しかしそこには既に『先客』がいた。
日本人の子供1人と、カップルらしき2人組。
この3人にはのっぴきならない事情があり、時間鉱山に迷い込んだ。
シェンたちはマッキーを、3人のワケアリ日本人を、無事もとの世界に帰せるのか!?
以下4巻に続く!!!!

って、全然、感想になってないですね。
感想書こうとするとどうしてもネタバレするので、
ネタバレ可な方のみ、「続きを読む」で続きをどうぞ!!

ドリームバスター〈3〉
徳間書店
宮部 みゆき(著)
発売日:2006-03
おすすめ度:4.0


出版社 / 著者からの内容紹介
シェンとマエストロのドリームバスターの物語はいよいよ佳境にさしかかる。
現代地球の日本に出現した彼らは!? 待望の書き下し、最新刊!


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現在4巻まで絶賛発売中!!
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[『ドリームバスター3』宮部みゆき【再読】]の続きを読む 関連するタグ 【読書】【感想文】【宮部みゆき】【ドリームバスター
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前作では典型的だった『極悪人』だった、テーラからの脱走犯であったが、
本作で登場する脱走犯たちは、少し趣が異なる。

本作に収録されているお話は以下の2つ。
『目撃者』
『星の切れっ端し』


『目撃者』のD.Pは、極度に他人を恐れ自分に自信の持てないOL、村野理恵子。
ある殺人現場を目撃し、そのことについて警察で証言することになるが、
逮捕された犯人が、本当にそのとき『目撃』した人物であったのか、疑問を持ち始める。
その心の隙につけこんだのがワッツと呼ばれる脱走犯だったのだが…

理恵子はなにかにつけて、自分にダメ出しをしてしまう人間。
不安すら勇気に変換してしまうシェンとは争い―――というかシェンが一方的に嫌っているのだが
が絶えない。
でも私には理恵子の気持ちがよくわかるんですよ。
他人を気にして、他人は皆自分を批判しているのではという、ある種の錯覚。
心理描写が巧みだからこそ、こんなにも彼女に同情してしまうのだろうなぁ。
大半の方は理恵子のダメっぷりにイライラさせられるに違いない。
シェンと同じように。
実は、私もはじめてこの物語を読んだ時はそうでした。
でも、仕事上で上司とうまくいかなくて、やや対人恐怖となってしまった今、
彼女の気持ちが痛いほどわかる。

シェンとマエストロは、ワッツを捕まえるべく、そして理恵子に自身を取り戻させるべく、
ありとあらゆる手段を使いミッションに挑む。
ミッションの後半は、まさに手に汗握る展開!!
『夢』の話なのに、読んでいるこちらの夢にも出てきそうな、
おぞましい闘いが展開されます。
さて、シェンのマエストロの理恵子の、そしてワッツの運命やいかに!?
…それは読んだ方のお楽しみ。

このミッションではなんといってもマエストロがかっこいい。
いいカウンセラー役をこなしています。
理恵子だけでなく、私もマエストロに救われました。

「重たい荷物がなぜ重たいのかわからねば、背中からおろすことはできませんかな?」
「…………」
「重たいから少し荷物を減らそうと、おろしてしまうのが先ではありませんかな?」



『星の切れっ端し』でのD.Pは、親から虐待を受けている少年タカシ。
テーラで同じ境遇にあった脱走犯モズミが『共棲』している。
新人D.Bスピナーも伴い、場に降り立つ一行。
しかしモズミがタカシに危害を加える様子はなく、
むしろ親の虐待からかろうじてタカシを守っているという、異例のミッション。
状況が状況だけに、ミッションは難航する。
そんな中、ひとりスピナーはD.Bのやり方に疑問を持ち…
…というわけでこのミッションは3巻に続く!!あぁ!!

主人公達だけでなく、いわゆる脇役キャラにまで及ぶ、細部までの描写。
これがあるから、ファンタジーという異空間でも、
登場人物たちに共感したり、反発を覚えたりできるのだと思います。
また本作では、私怨による通り魔的殺人や児童虐待といった、
現代日本にはびこる難問に、ファンタジーという手法でアプローチしています。
本作で登場する脱走犯たちは、確かに凶悪な犯罪を犯した罪人である。
と同時に、人でもある。
いわゆるファンタジーにありがちな、『勧善懲悪』が通じないもどかしさ、
これらが『ドリームバスター』のおもしろさだと思います。

モズミは?タカシは?スピナーは?
そして行方不明のままのリップは?
様々な謎を残したまま3巻に続く!!

なんて読者泣かせのシリーズなんだ!!
ドリームバスター』(1巻)の感想はコチラ

ドリームバスター2
徳間書店
宮部 みゆき(著)
発売日:2003-03-31
おすすめ度:4.5

出版社/著者からの内容紹介あなたの悪夢退治します!
16歳のシェンと師匠のマエストロ二人のドリームバスターが、
地球とは別の位相に存在する惑星テーラから、
地球人の夢の中に潜り込んでいる懸賞金のかかった凶悪犯を退治しにやってきた。

今度のミッションは、シェンにとってどうも、苦手だった。
村野理恵子という極度に他人を恐れる20歳のOLの夢のなかだ。
彼女は殺人事件の目撃証言をしたことがあり、
それ以来、誰かが心の中で話し掛けてくるという。
自分が目撃したのは、本当に犯人なのか?
落ち込む彼女に苛立ちつつ、シェンは彼女の悪夢に同調してしまう。
というのは、無意識にシェンの母親ローズを、思い出しているようだ。
実はローズは、D・Bのターゲットでもある凶悪犯の一人だった……。



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ドリームバスター
待望の4巻がついに発売されましたね。
4巻を読むためにあたって理解を今一度深めようと、
現在1巻から再読中です(笑)

1巻の感想はコチラ

ちょこっとですが上記記事に追記しました。
早く、早く4巻にたどり着きたい!!

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人々の悪夢の中に入り込んだ凶悪犯を捕まえる、
地球と似て異なる世界、テーラからやってきた賞金稼ぎ
ドリームバスター』の少年シェンとその師匠マエストロの物語。

現在3巻まで刊行中で、1作目となる本作では3編の作品が収められています。
収録作品は『プロローグ JACK IN』『First Contact』『D.Bたちの穴』。

『プロローグ JACK IN』では、
平凡な主婦・道子と娘・真由のみた悪夢の中での話。
道子の寂しい気持ちやちょっとした猜疑心につけこむ凶悪犯と、
それに立ち向かう彼らの戦いが描かれています。

『First Contact』では、前半部分でシェンたちドリームバスターが住む世界・テーラのこと、
凶悪犯たちが地球上に逃げ出してしまったいきさつ、
シェンがドリームバスターになった訳がシェンの語り口調で描かれ、
後半で、ひょんなことから自分が両親の本当の子ではないことを知ってしまった
本村伸吾の悪夢の中へ物語が進みます。

上記2作とも、敵はテーラを脱走した凶悪犯なのですが、
ほんとうに自分が立ち向かわなくてはいけないことは何なのか、
ということを主人公達(ドリームパーソン=D.P)は突きつけられ、
恐れ、戸惑うのです。
いわば自分の心の隙間に巣食う闇と戦わなくてはいけないわけですから当然です。
わたしも道子や伸吾と一緒に手に汗握り、
ページを繰る手ももどかしく、ずんずん読み進めてしまいました。

書き下ろし『D.Bたちの穴』は、シェンとその友人リップのお話。
こちらはまだまだこれから続くおおきな物語の序章という感じ。
謎は謎のまま、2巻に続くっ!!(そして3巻にも…しかもまだ続くのだ。)

全体を通して言えるのですが、
豊富な伏線と、それを裏付けるエピソードに論理的破綻がなく、
ファンタジーでありながら決して子供だましではないお話の作りに、ただただ感服です。
悪夢を見てしまう人々が抱える悩み事などのリアルな部分と、
夢の中やシェンたちの世界(=テーラ)での活劇のバランスがよくて、
ファンタジーという垣根を越えて楽しませてくれる作品です。
キャラクター達もいいですね。
宮部さんの丁寧な記述は、彼らたちの表情まで目に浮かぶようです。
魅力ある挿絵は、十二国記シリーズでもおなじみの山田章博さん。
彼の絵に魅せられて、この本買ったようなものです('-'*)エヘ

【2007.6.7 再読にあたって追記】
やはり、何度読んでもおもしろい。
D.Pが、自分のトラウマと正面きって戦う姿にハラハラさせられ、
しかし、こんなにも勇気付けられることってあるかしら。

つまり―――これは狙いをつけられた不運なD.Pが、
自分の内側に発見した傷心(トラウマ)と闘えるかどうかの勝負なのだ。



基本的にはファンタジーですが、
現代日本の抱える難題をもテーマに扱う、
宮部さんらしいファンタジーです。
巻を追うにしたがい、凶悪犯たちも一筋縄ではいかなくなります。
今後の展開が見放せない!!

※この本は所持本です。

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