凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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ぷはーーーー。
フィギュアスケートonメダリスト、観ていました。
じつはじつは、中野友加里ちゃんの大!!ファンでして♪
相方の出演するコンサートはすっぽかして(死)、
家でお刺身つまみに酒をかたむけながら、
ひとりのんびり彼女の笑顔に癒されていたのでした。
彼女はなんと言ってもあお笑顔がステキだと思うのです。
もちろんスピンはじめとする数々の技もすばらしいと思うのですが、
あの微笑みですよ!!スマイルではなくて微笑み。
いい演技を観させていただきました。
これからも頑張って欲しいですネ!!頑張ってね!!

さて本題。
僭越ながら今年読んだ本のBest5を挙げたいと思います。
今年読んだ本の総数は、78冊。100冊目標だったんですが、
あと一歩及ばず~~( ´△`)アァ-
来年の目標にしたいと思いまっす(`0´)ノ オウ!

===第5位==============================
最悪奥田英朗
伊良部シリーズじゃなくとも十二分にオモシロイと実感。
登場人物たちの歩む最悪っぷりがおもしろくもオソロシイ。

===第4位==============================
嫌われ松子の一生山田宗樹
松子の人生、あまりにも辛くて涙してしまった。
幸せになることはこれほどまでに壮絶なことなのでしょうか。

===第3位==============================
チーム・バチスタの栄光海堂尊私の感想へ
とにかくキャラが光ってる輝いている。
おもしろかった!!

===第2位==============================
博士の愛した数式小川洋子
さらさらとした文章におもわずうっとり。
ラストはわかってるのに涙なしではとても読めない。

===第1位==============================
文庫版 姑獲鳥の夏京極夏彦私の感想へ
京極ワールドこんにちは(笑)
2●年間このシリーズに手を出さなかったことが悔やまれてならない。
それぐらいハマってしまったというわけです。

来年は読んだことのない作家さんにも果敢にチャレンジしたいですね。
それでは皆さま、よいお年を…

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「私」は34歳フリーター。
雑文書きと飲食店のアルバイトで生計を立てている。
「タマシイのない仕事はしたくない」と、同棲相手は失業中。
そんな折、エアコンは壊れるわ、
昔アジア旅行でつるんだ男が転がり込み(しかも彼女つき)タダ飯喰らうわで、
生活費の負担は増える一方、ついにサラ金にまで手を出しビビる日々…

実は私も20代後半にしてフリーターですが!!
(会社員も経験しましたよ!!…ってなんか言い訳がましいですな)
なんとなく、自分はこのままではないだろう、と思うのですよ思いたいのですよ。
ですが、この本を読んで「このままではヤバイよあなた」と、
耳元で囁かれたような、そんな気になってしまいました。
もちろん角田さんは世の中のフリーターに対して、
こういった類の、N●Kスペシャルで取り上げられるような警鐘を
鳴らしているわけではありません。
だからこそ余計に自分を主人公に置き換えて読んでしまいました。
ここにいる「私」は数年後の私自身かもしれない…と。
そう思わせるだけのリアリティがこの小説にはあるのですね。
そしてある日「私」は、風俗一歩手前の高時給アルバイトのチラシを見ながら思うのです。

私はかつて、いったい何になりたかったのだったか、そんなことを思う。
みずからにどのような希望を持ち、どのような期待を抱き、
どのような目標のもとに日々をすごしてきたのだったか。



ううう、痛すぎます。心を見透かされている…
それは私がここ数年毎日毎日毎日…思い続けていることですから。
もう角田さんの小説の根底にある想いですよね。
角田さんの、もっとも角田さんらしい小説を読んだなぁという気分です。

ところで…この本(文庫・古本屋で購入)を風呂で読んでたのですが、
ついに湯船に落としました…(つд⊂)エーン
いつかやるとは思ってたんだけど。
角田さんゴメンナサイ。

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イキナリですが…

この時期は古本屋の品揃えが充実するのですね!!

世の中は年末ですもんね。
皆さん、おうちの大掃除に励んでいらっしゃるようで、
今日も某大型チェーン古本屋の買い取りコーナーは、
たいそう賑わっていました。
何箱も売ってる方もいらっしゃいましたから!!

これは買い時ですねぇ(・∀・)ニヤニヤ

それはさておき、今日ご紹介するのはコチラ、


手塚治虫氏と浦沢直樹氏、
夢のコラボレーションと話題になった、PLUTOです。
浦沢氏はYAWARA!の頃から大ファンで、
著作を買い続けてる漫画家さんの一人です。
浦沢氏の作ではないですが、氏が絵をてがけたMASTERキートンもよかったですね。

話を戻して…PLUTOですが、先日待望の4巻が発売されました。
ところがっ、私ったら話を忘れちゃってるわよ…ということで、
今日全巻(…といっても4冊分ですが)一気読みしました。

  

最高性能を誇るロボットが次々に破壊されていく―――
破壊されたロボットの頭部に突き立てられた2本の角。
同時期に次々と起こる殺人事件でも
被害者の頭部には同様の角が突き立てられていた。
事件の関係と2本の角が意味するものは!!?
犯人は人間か、それともロボットか―――
(1巻末宣伝部分より引用)



物語は人間に愛された高性能ロボット、モンブランの変死から始まります。
同時期に起こった殺人事件を調査する、こちらも高性能ロボット刑事ゲジヒト。
事件はこれといった進展を見せぬまま、ぎりぎりのところでアトム登場。
えっ、これがアトム!?とか思わせといて、2巻へ。
2巻でも高性能ロボットを狙う事件が起こり、謎はいっそう深まるばかり。
そしてまたぎりぎりのところでウランちゃん登場。
ウラン…カワイイじゃないか、というところで3巻へ。
3巻では反ロボットを訴える組織なんかがでてきたりして、
そして新たに明らかになった高性能ロボットも出てきて、
ついに!!プルートゥの名前がセリフにあらわれます。
でもってそのプルートゥと『ボラー調査団』との関係は!?
以下続刊!!
で4巻です。
でも謎は深まるばかりでした。感想終わり(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ
…じゃなくて。
でも結局なにひとつハッキリしないまま、
そして御茶ノ水博士やアトムまでもがピンチです。
そうそう、天馬博士も登場です。
あらすじばっかりになってしまいましたね。すみません。

感想は…「まぁ、とにかく天才だわこの人たち」ってことに尽きます(^-^;
何十年も前に戦うことの意義・最強であることの意味を漫画にした手塚氏もそうだし、
その世界を崩すことなく、むしろ現代風に広がりをもたせた浦沢氏にしても然りです。
原作を読んだのは遥か昔の事なので、
アトムはじめ、手塚作品にもう一度触れたい気持ちでいっぱいです。
そして浦沢氏の描く今後のPLUTOにも期待大です。

印象的なセリフをひとつ。

人を殺す完璧……それは……人間ということですか?



グサッときました。
このお話の中では、1件の例外を除き、ロボットは人を殺せません。
ロボットを限りなく人に近づけることの意味は…
上のセリフのようなことだとしたら、これほど悲しいことはありませんよね。
しかし4巻で天馬博士が口にする衝撃的セリフ。
「間違う頭脳こそが完璧なんだ」
この言葉のもつ意味の怖さを、ここまで感じさせられるのは
未だかつてなかったと思う。
この作品の背景には、イラク戦争の影が色濃く描かれています。
戦争がいかに無残なものなのか、
人と人が憎しみ合う世の中がいかに虚しいものであるのか、
すごく考えさせられてしまいます。

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敬愛する角田さんの本ということで、
いつも以上に評価が甘々です('-'*)エヘ

角田さんの飾らない言葉で綴られた、日常エッセイ集。
この作品は2003.7~2005.9まで、ブルームブックスのHP内で連載された、
恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。』をまとめたものです。
Web連載ということもあり、「今日、今、この瞬間」が凝縮されています。
収録作品のタイトルすべてが、「~だと思わない?」「~したことある?」と
話しかけられ形式(?)で、
読んでるうちに、心の中では角田さんとほんとうにお話している気分になれるんです。
ひとつひとつのエピソードに添えられている写真もいいですね。

このエッセイに書かれていることは、
何ということでもない、だれにでも起こりうる日常の断片なんだけど、
綴られた言葉を目で追っていうごとに、
言葉というもので誰かとつながっている気分になれるんです。
(…?コレって、先日の『むかしのはなし』でも書いたような…)

おもしろおかしい角田さんのトークの中にも、
角田さんの芯の強さとか、内に秘めた熱い想いが伝わってきます。
エッセイに書かれてあるひとつひとつのエピソードや、それに対する想いが、
数々のリアリティ溢れる、人の心にスパッと切り込んでくる、
そんな小説を作り出すのだなと感じることができました。
そんないろんなエピソードや自分のコトについて、
ここまで書けてしまうのって、やっぱりすごいなぁ。
印象に残ったセリフは、

やっつけ仕事で今をしのぐより、今どんなに大変でも、
未来へと続く形のない何かを作ることが仕事だと、
教わってきたんだと思う。



角田さんの仕事というものに対する真摯な姿勢に、
ホレボレしてしまいました。

そんな『まじめ』な感想も浮かぶことは浮かぶのですが、
やはりこの本は、
「そうそう、そうなんだよね!!」「えっっ!!カクタさん、それは変!!」と、
後書きにもあるとおり、ゆるい酒でも飲みながらだらだらしゃべる感覚で
読むのがいいのではないかと思うのです!!
だって、カレーが足らず白飯が残ってしまうというプチトラウマから、
カレーとゴハンはぐちゃぐちゃに混ぜずにはいられないとか、
風呂上りのジム帰り、『駅前用』の服で出かけてしまったのに、
打ち合わせ先のホテルで写真とらなきゃなんなくて、
トイレの手を乾かす機械で髪の毛乾かしちゃったとか、
おいおいそれはないだろーう!!と楽しいエピソード満載なんですよね。

そんななかにも、タクシーの運転手さんにかけられた思いがけない言葉とか、
しんみりさせられる話もあります。
ちょうどこの時期、お母様が倒れられた時期だったのかと推測されますが。

おもしろかったのは『話しかけてくるのはだれ?』で出てくる心理テスト。
私は鉄腕アトムでした(笑)
クラスメイトは乱馬(らんま1/2)、どらえもん…etc
話しかけられた言葉は、「これから仲良くしようね」でしたー。

この質問の解釈は…
(続きは反転してみてくださいね…もしくは上のリンクから本を買ってしまいましょう!!←暴挙)
話しかけられたキャラクターが、一番合う異性のタイプ
だそうです…


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7人の男女が語る『むかしのはなし』が収められています。
おなじみの日本昔話を、現代風・しをんさん風にアレンジしていて、
やがて舞台は日本だけにとどまらず宇宙にまで及ぶ、
壮大で、でもどこかしら現実的な物語集。
ひとつひとつの物語は短いのですが、
なんだかすごく読み応えがありました。
それぞれの短編が、それぞれそっと触れるようにリンクしていて、
「そういえば、あのときのアレは…」と思い出しながら読めるのが
おもしろかったと思います。

キーワードは『ロケット』。
現代版ノアの箱舟みたいなものかと私は解釈したのですが(笑)、
要するに隕石の衝突を免れない地球を脱出するロケットなのです。
定員は1,000万人。搭乗者は『厳正な』抽選で決められる…
最初の方の物語にこそ、
直接的にこのロケットについて語られることはありません。
しかしながら、一つ一つの物語がただの伏線張り用の布石に終わることなく、
物語として十分におもしろかったです。

それぞれの物語がすべて『誰かに向けて語っている』という点もよかったです。

ひとは変化する世界を言葉によって把握するものであること。
どんな状況においても、言葉を媒介にだれかとつながっていたいと
願うものであること。(あとがきより)



…というしをんさんの想いが、物語の端々にも伺えます。

余談ですが…
しをんさんって、エッセイから読み取れる本人像からは想像できないような
実に端正でスッキリとした小説を書かれますよね(失礼!!)
そのギャップがおもしろくて、ついつい著書に手を伸ばしてしまうのです。
特にこの小説は、全体に漂う物憂い感じがいい雰囲気出してました。

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ありがとうございました。
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メリークリスマス!!
ですが、年中無休の書店で働く私にはどこ吹く風…( ´△`)アァ-
やたらに多いラッピングだけがクリスマスを感じさせてくれます…

なんてやさぐれながら帰宅したら!!
相方サンタクロースが私に内緒で
クリスマスケーキを予約してくれていたらしい!!ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪










夕食のあとそろそろと箱からケーキを取り出しました。











クリスマスケーキらしく
サンタさんやツリーがさりげなくデコレートされていて、
思わずうっとり…美しい…
斬るのが…もとい、切るのがもったいないですよね…
でも食べるためには仕方ない!!
中はこんなでした。










味は…ティラミス!!
ティラミスのホールケーキなんて、贅沢だなぁ( ゚Д゚) ムホー
こっくりと甘い、オトナの味でした★
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36歳、子なし主婦房子とイベント企画会社で働くサラリーマン宗二の、
ちょっと不思議な夫婦と、彼らを取り巻く人々の日常を
シュールに描いている作品…

角田さんの「夫婦モノ」ははじめて読みましたが、
やはり妙にリアルなところはいかにも角田さんらしいです。
結婚生活というのはあくまで生活であって、恋愛のようにはいかない。
この小説は、ただの恋愛小説みたいに浮き足立っていないのがいいなと思いました。
そんな中にも『房子の思い込み離婚騒動』や、
『宗二の浮気疑惑(しかも相手はかなりキレてる)』『宗二母の熟年再婚』など
大小のハプニングが散りばめられていて、
何気ない日常の中にもスパイスが効かせてあります。

行き場のない思いを胸に抱え、夫婦であることの意義を疑問視する房子。
またイマイチ大人になりきれていない宗二。
房子の妙にぼんやりしたところや、宗二のふがいなさに
たびたびイライラさせられますが、それもこの小説の意図するところかもしれないです。
そんな彼らの思いがまるで目に浮かぶようでした。
彼らの結婚生活の行方が気になりながら、
親戚づきあいなどから窺い知れる彼らに同調したり、反発したりしつつ、
なんとなく先が気になって一気に読んでしまいました。

「結婚ってなに??」という問いかけに対し、答えらしきものは記されておらず、
最後までどよんとひくーいテンションで物語が進むので、
ちょっと喉がつまったような息苦しい感じがしました。
物語り全体に漂うけだるい感じがつねに付きまとうので、
なんとなくスッキリしないんですよね。
なんども房子や宗二に、
「なんでそうなるの!!」
なんてツッコミながら(もちろん心の中で)読みました。
これが結婚の現実だったらちょっとイヤよね…
あぁ、でもそれが毎日を生きるってことなのよね、とも思いました。
だって、私たちの毎日、そうそうスッキリできないことが多いですもんね。

それにしても和田レミは怖かったー…
角田さんの人物描写のリアルさ…とくにちょっとこわいひとの…にはいつも感心させられますが、
和田レミはなかなかキョーレツでした(笑)
あの長く独りよがりのセリフを読んでいると、
宗二だけでなく、こちらまでイライラしてしまいます。

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水の中に月が映るとしたら1つだから、
何故水の中にふたつの月??なんて思いながら読みました。
でもそうじゃないかな~、多分そうなんだろうな~と、
恐々ページをめくるわけです。
そうしたら、あぁ!!やっぱり!!

亜理子・恵美・梨紗の3人は小学生時代何をするのも一緒だった親友同士。
そんな彼女たちが、10数年ぶりに再会する。
3人の現在と、過去の出来事が交互に描かれていて、
どちらの出来事も徐々にその真相が分かっていく。
過去の話題では彼女達のひとりが『少女』として扱われ、
彼女はいったい誰なんだ?と、特に始めの方ではそれが誰なのか明示されないことも多く、
何回かページを戻ったり…と伏線の確認みたいなことをやってしまいました。
こうすることの効果のほどは定かではないですが、
真相が知りたいという欲求を十分にくすぐられる書き方だと思いました。

この物語に出てくる3人の主人公はそれぞれ怖いのですが、
その怖さというのが、こう…うっすらと怖いのです。
鳥肌が立ちました。

月や川、そして人の心といった『冷たいもの』を
うまーく表現なさってるなぁと思いました。
書いてある内容は結構エグイのに、
紡ぎ出される言葉はするりと透明で、むしろきれいな部類だと思うのです。
そこがまた怖いんだな。

感心したのは小学生高学年女子の心理が実に巧く描かれているということ。
女って生き物は怖いですねぇ。

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雑誌などで、活躍している人の記事を見ると年齢を確認してしまう…
今の自分にそれなりに満足しつつも、
自分の選ばなかった自分の人生にあれこれ空想を巡らせてしまう…
そんな妙齢にさしかかった女性にオススメの作品です。

久々に読んだ角田さんの長編物。
主人公の女性とは、置かれた立場も築いてきたものもまったく異なるけれど、
自分というものがよくわからず日々惑っているひとりとして、
一気に読んでしまいました。

ハナは下北沢で古着屋を経営している37歳。仕事は順調。
同年代の男よりも稼いでいるし、自分の人生にそれなりに満足していた。
ある日、恋人から「結婚してやる」といわれ、小さな違和感を感じる。
「どうして、この日とは『私が結婚を喜んでいる』と思って疑わないんだろう……」
―――違和感は日に日に大きくなり、
ハナは恋愛と仕事について模索していくことになるのだが……
(単行本帯より引用)



『自分探し』とはよく言いますが、
果たして自分を見つけ出せた人はどのくらいいるのでしょうか。
自分って、探して見つかるようなものなんでしょうか。
自分を見つけると、どうなるのでしょうか。
わからないですよねぇ。
でもこのわからないっていうのが、
時にモーレツな不安になって押し寄せてくるんですよね。
周りの人と比べて、冒頭の成功人の年齢確認(笑)にしてもそうですが、
自分がとてもちっぽけに思えてしまう。
でも、その人はその人になっていくしかない、んですね。
これはハナの親友チサトの言葉ですが。

でも、その決意や意気込みは本当に私のものだったのだろうか。
どこにもいない誰かの価値観を、
自分のもののように錯覚していただけじゃなかったのか。



ハナのこの独白にははっとさせられました。
私たちって、無意識に他人の価値観を自分に植えつけているフシがあるんじゃないかって。
そうではなくて、『自分は自分』と自信を持って言える日に向かって、
少しずつでも歩んでいけたらいいなぁ、と思いました。

あと10年ほどすると私はちょうどハナと同年代に差し掛かるのですが、
その年齢になったとき、もう一度読み返したいです。
その頃の自分がどういう気持ちでこの本を読むのかが楽しみです。

余談ですが、作中に長野県が出てきて、
なんだかちょっぴり嬉しかったです。
知っているところが出てくるってのは、いいもんですねぇ。

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※この本は所持本です。

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保険金詐欺がからんだ死亡轢き逃げ事件の真相追求を依頼された、
“何でもやってやろう屋”成瀬将虎。
ある日地下鉄のホームで自殺志願者の女性を助けたことから、
この事件は霊感商法事件に発展する。
恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?事件の真相はなんだったのか?

うわーー、騙されました。コロッと。
物事の事象を『ことば』というものから思い描く私の力は
こんな程度だったのか!!と。
小説というメディアだからこそできるおもしろさがありました。

トリック自体はわかってしまえば「なぁ~んだぁ」というような、
至極シンプルなものなのですが、
(カンのいい人なら途中で気付いてしまうかも)
テンポよく物語が進むので、サクサクっと読めてしまいました。
トリックがわかった後、もう一度読み返せばさらに面白いのかもしれませんが、
実のところ、私この主人公があまり好きになれなかった~(涙)
女が好き、セックスが好きと公言して憚らないところや、
(しかもそういう自分が『ちょっとカッコイイ』とか思ってるんじゃない?と思わせるところとか)
言動のいちいちが妙にキザっぽくてねぇ…

しかしソレを差し引いても、
途中で出てくる任侠世界の記述は興味深く読めましたし、
いわゆる、詐欺まがいの悪徳商法をネタにした小説としては、
まぁ、おもしろかったかなーと。
でも同じネタなら、私は宮部さんの小説がいいかな、とも思いますが。
まぁ、好みの問題でしょうか。

※この本は借りた本です。

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今日何読んだ?どうだった??
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今日は私の唯一のお稽古事、Violinのレッスン日でした♪
なんだかんだでもう5年目です。
というわけで、きょうはViolinがらみの本をご紹介。

ヴァイオリンと翔る

欧米諸国を拠点に大活躍中のヴァイオリニスト、諏訪内晶子さんの自伝的エッセイ。
幼少の頃からヴァイオリンとともに、
常にひたむきな姿勢で音楽に取り組んできた諏訪内さんの、
コンクールに対する思いに始まり、演奏活動の停止、そして留学、
世界の巨匠たちのレッスンの数々、ヴァイオリニストとして生きることへの抱負…
それらが彼女自身の飾らない言葉で綴られています。

諏訪内さんというと、今までのイメージは、
『容姿端麗で才能にも恵まれた天才』
という感じでした。天は二物を与えてるよ…なんてひがみ半分で(苦笑)
しかしこの本を読むと、確かに彼女は天才かもしれないが、
それ以前に『とんでもない』努力家だと確信せぜるをえません。
そして音楽家としての喜び・苦悩・音楽に対する彼女の真摯な思いが痛いほど伝わってきます。
音楽家として、「学び続けること」の大切さが、切々と書かれていて、
それをほんとうに実践されている姿には感銘を受けました。

彼女の成し遂げてきた偉業をすべて実践することなど、とても敵わないですが、
私も音楽を愛するもののひとりとして、
彼女の姿勢を見習うべきところはたくさんあると思いました。

―――今日より明日、私はもっと良い演奏がしたい。
コンサートホールに足を運んで下さるお客様の心に、
ひとつでも多く感動の灯火を点したい。
明日を見つめ、未来を信じるために、
私はこれからもひたすらこの道を歩み続けたいと思う。


いかにも彼女らしいステキな言葉ですよね。
感動を『与える』と表現するののではなく、
自然と心が震えるような演奏をしたいという彼女の姿勢がこれまたステキです。
この本を読んでからというもの、
よりいっそう彼女の音楽にじっくり耳を傾けるようになりました。

オススメCDはこちらからどうぞ♪
  

※この本は借りた本です。
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人々の悪夢の中に入り込んだ凶悪犯を捕まえる、
地球と似て異なる世界、テーラからやってきた賞金稼ぎ
ドリームバスター』の少年シェンとその師匠マエストロの物語。

現在3巻まで刊行中で、1作目となる本作では3編の作品が収められています。
収録作品は『プロローグ JACK IN』『First Contact』『D.Bたちの穴』。

『プロローグ JACK IN』では、
平凡な主婦・道子と娘・真由のみた悪夢の中での話。
道子の寂しい気持ちやちょっとした猜疑心につけこむ凶悪犯と、
それに立ち向かう彼らの戦いが描かれています。

『First Contact』では、前半部分でシェンたちドリームバスターが住む世界・テーラのこと、
凶悪犯たちが地球上に逃げ出してしまったいきさつ、
シェンがドリームバスターになった訳がシェンの語り口調で描かれ、
後半で、ひょんなことから自分が両親の本当の子ではないことを知ってしまった
本村伸吾の悪夢の中へ物語が進みます。

上記2作とも、敵はテーラを脱走した凶悪犯なのですが、
ほんとうに自分が立ち向かわなくてはいけないことは何なのか、
ということを主人公達(ドリームパーソン=D.P)は突きつけられ、
恐れ、戸惑うのです。
いわば自分の心の隙間に巣食う闇と戦わなくてはいけないわけですから当然です。
わたしも道子や伸吾と一緒に手に汗握り、
ページを繰る手ももどかしく、ずんずん読み進めてしまいました。

書き下ろし『D.Bたちの穴』は、シェンとその友人リップのお話。
こちらはまだまだこれから続くおおきな物語の序章という感じ。
謎は謎のまま、2巻に続くっ!!(そして3巻にも…しかもまだ続くのだ。)

全体を通して言えるのですが、
豊富な伏線と、それを裏付けるエピソードに論理的破綻がなく、
ファンタジーでありながら決して子供だましではないお話の作りに、ただただ感服です。
悪夢を見てしまう人々が抱える悩み事などのリアルな部分と、
夢の中やシェンたちの世界(=テーラ)での活劇のバランスがよくて、
ファンタジーという垣根を越えて楽しませてくれる作品です。
キャラクター達もいいですね。
宮部さんの丁寧な記述は、彼らたちの表情まで目に浮かぶようです。
魅力ある挿絵は、十二国記シリーズでもおなじみの山田章博さん。
彼の絵に魅せられて、この本買ったようなものです('-'*)エヘ

【2007.6.7 再読にあたって追記】
やはり、何度読んでもおもしろい。
D.Pが、自分のトラウマと正面きって戦う姿にハラハラさせられ、
しかし、こんなにも勇気付けられることってあるかしら。

つまり―――これは狙いをつけられた不運なD.Pが、
自分の内側に発見した傷心(トラウマ)と闘えるかどうかの勝負なのだ。



基本的にはファンタジーですが、
現代日本の抱える難題をもテーマに扱う、
宮部さんらしいファンタジーです。
巻を追うにしたがい、凶悪犯たちも一筋縄ではいかなくなります。
今後の展開が見放せない!!

※この本は所持本です。

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ありがとうございました。
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12コの『Presents』からなる、角田さんの短編集。
これはよかった!!

どの話も、ぎゅぅっと切なくなるお話で、
気がつくと涙があふれているカンジ。

両親から、恋人から、幼なじみから、子どもから…
特別な日や人生の節目で贈られるそれぞれの『プレゼント』。
そしてこの作品は、
自分がプレゼントをもらったことを心から感謝したくなる、
そんな作品です。

松尾さんのイラストもまたステキです。
本作ではひとつのテーマをもとに、
角田さん、松尾さんがそれぞれの作品を描いたそうです。
それぞれのプレゼントに対する思いが作品に出ていて、
その違いが楽しめたのもよかったです。

お話のほうは…

名前、初キス、合い鍵、ヴェール、涙…などのプレゼントが描かれています。
女性が一生のうちにもらう贈り物。
それがこの本のテーマです。
なかでも印象的だったのは、『鍋セット』。

『鍋セット』…これを読むと、
一人暮らしを始めた時の心細さ、不安、寂しさが
8年経った今でもありありと心に浮かびます。
特に心配のあまりあれこれ世話を焼いてしまう母親に、
寂しいのに、ホントはそばにいて欲しいのに、
つい突き放した物言いをしてしまう主人公に自分を重ねてしまいました。
そんな母から主人公は大・中・小の鍋セットを贈られます。
寂しいとき、嬉しいとき、悔しいときとともにあったこの鍋セット、
ある時主人公はこう振り返るのです。

―――私はあのとき、母にいったい何をもらったんだろう?と。

角田さんの後書きにもあるのですが、
贈りものって、それをくれた人、くれた人との関係を
より強く印象に残すのだなぁとあらためて思いました。

私はこの本を読んで、遠くに住む母のコトを想いました。

これから立ち読みする方、気をつけてくださいね。
落涙必至です…私の涙腺が弱すぎるのか!?

※この本は所持本です。

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小児病棟を舞台に繰り広げられる、
歌姫看護師と彼女を取り巻く人々の、切ない医療ドラマ…
と言った感じでしょうか。

前作『チーム・バチスタの栄光』がじわりじわりと、
理屈を重ねて真相に迫っていくのに対し、
本作は、真相は早い段階で予想がつきました。
それでも最後まで、「そうだったのか!!」と思わせる伏線が張ってあるので、
なかなか楽しめたと思います。

そういう意味でミステリ色は色褪せた感がありますが、
網膜芽腫や白血病といった重病を抱える子どもたちが、
物語の横軸を成しているので、
前作よりもドラマチックな展開が楽しめました。
(でも途中、某有名ベストセラー恋愛小説のようなシーンが…!?)

それにしても…重病を抱えるということは
なんと痛々しく、残酷なんだろうか、と思いました。
それが小さい子であればあるほど、胸のつまる思いです。
本作で子どもたちが直面する運命を垣間見た時は、
やはり涙してしまいました。

物語の方は、相変わらず登場人物たちが個性豊かに描かれています。
ただ、あまりにも脇役達が立派過ぎて、
主人公(一応田口センセ…ですよね!?)の影が
ますます薄くなってしまったような…(涙)
また今回、白鳥の好敵手・加納の出現で、
あの白鳥も少しばかり弱ってしまったような!?
しかしながら、白鳥&加納のさりげなく互いをけなしあう(笑)会話は
実にテンポよく描かれていて、読んでいて小気味よかったです。
あーでも本来この役は田口センセの…

今回タイトルのナイチンゲールにもあるとおり、
『歌』がキーポイントになっているのですが、
歌に限らず音楽が人に与える影響というものは
計り知れないものがありますよね。
本作に登場する2人の歌姫、小夜と冴子の歌声を聴いてみたいものです。
欲を言えば彼女達が歌うシーンをもっと情緒豊かに表現してほしかったかなぁ。

最後に印象的なセリフをひとつ。
―――子供と医療を軽視する社会に、未来なんてないわ。

さりげないところに医者としての海堂さんの本音が
散りばめられているなぁと思いました。
きっと海堂さん、書きたいことがたくさんあるんだろうなぁ、と。
今回も本当にイロイロなエピソードが語られているのですが、
ひとつひとつもっと深く読みたいなぁと思いました。
今後の作品にも期待したいです。
最新作は『螺鈿迷宮』、う~ん気になるなぁ。


※この本は借りた本です。

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今日は絵本エッセイ(勝手にカテゴライズ)の紹介を。

落ち込んでいるとき、ちょっとココロが辛いとき、
フワリと元気を運んでくれる
愛らしい動物たちが語る魔法のコトバ集。
(2006.12現在7巻まで出ています。)

例えばこんなことが描いてあります。

誰より先に行くんじゃなくて、
今より先に行こうと思う。
自分を越えて行こうと思う。


イモムシは思ってない。
チョウチョになってから頑張ろうとか
そんなこと思ってない。
だからチョウになれる。


※以上ちびギャラ さんっ
(ボンボヤージュ著/ゴマブックス株式会社)
より抜粋。

そんなコトバが、かわいさいっぱいのイラストと
味のある書体で描かれているんです。

ある時期仕事がうまくいかなくてがっくり落ち込んでいた私。
そんなとき出会ったのがこの本なんです。
スポンジが水を吸うかのごとく、じわり…とココロにしみるんです。
私は私でいいんだ…と思えてくるのがイイ。
この本を眺めているとなぜか涙がホロリと出てくるんですよ。
(涙腺パッキン弱いので)
それだけ感情が浄化されているってことでしょうか。
(なんか某お茶のCMみたいだな…笑)

まさに『ココロの処方箋』

ちなみに涙を誘う系のコトバも多いですが、
クスリと笑わせてくれるようなネタ、
はっとさせられるようなネタも織り交ざっていて、
薄いながらも読み応えは結構ありますよ。
これからの時期、プレゼントにもいいかもしれませんね。

HPはこちら↓




ボンボヤージュの魅力が詰まった、キャラクター&イラストレーションマガジン、
『BONte』も絶賛刊行中!!
ファン必見です。こちらも7巻まで出ています。



※この本は所持本です。
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ズバリ、タイトルに惹かれました。

この本との出会いは、勤め先の書店でのレジでした。
あるお客さんがこの本をお買い上げで、
抜け目ない私はすかさずタイトルをチェック!!←オイ
近日中にお買い上げの運びとなったのでした。

さて、内容ですが。
『ブログにおいて読みやすく魅力的な文章とは何か』ということから
実例を交えた『ブログ文学の誕生』『ブログの書籍化』について、
そして最後に、『小説を書くためには』ということまで、
文章を書く者として心に留めておきたいことが、
わかりやすい言葉で書かれてあって、非常に読みやすかったです。

特にいいな!!と思ったのは次の記述です。

―――「私」というフィルターを通してその人自身が
   投影されているものこそが表現なのであり、
   それ以外は表現とは言えないのである。


あぁ、なるほどなーと思いました。
読者が求めているのは他でもない「私」なんですよね。
「私」が日々何を考え、何に興味を持ち、何に感動したのか、
そういうことがストレートに伝えることのできるメディアがブログであると
再認識することができました。
特にこういう書評じみた感想文を書いていると、
どうしても『上手』な文章を意識してしまいがちなんですが、
大切なのは文章の上手い下手よりも、

何を感じたのか

ということだと思いました。
こういう記述もあります。

―――最初に何かに出会い、感動し、
   それを何とか伝えたいのだという気持ちが
   大切なのではないだろうか。


この本によって、文章術が劇的に向上するということはないと思うのですが、
表現者のひとりとしての心構えを教えてもらった気がします。

※この本は所持本です。

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ついてる日記Ⅱ
ありがとうございました。
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おもしろかったデス!!

…とはいえ、読んだのはちょっと前のコトで、
しかも図書館で借りて今はもう返してしまって、
手元に本がないので(悔)!!
こまかい感想が書けないのが残念なのですが。
本作の続編『ナイチンゲールの沈黙』を読んでる今、
やはりこちらの感想を先にUPするのがスジというものだろうと思い、
おぼろげな記憶をたよりに、感想書こうと思います。

―――医療過誤か殺人か、不定愁訴外来担当の万年講師と
厚生労働省の変人役員が患者の死の謎を追う―――


読み終わった後の第一声は、冒頭にもあるとおり、
「おもしろかったデス!!」

さて、結局のところ何がおもしろかったのか。

それは魅力溢れる登場人物たち

だと思います。

脇役の一人ひとりにまで性格がちゃーんと描かれていて、
まるで彼らたちの顔まで目に浮かぶようです。
カッコイイどころの桐生&鳴海も絵になるなぁなんて思ったのですが、
私はやっぱり田口センセが好きだわ~
あのぱっとしない感じ、とてもいいです。
私も愚痴外来でお話をきいてもらいた~~い!!←アホ
そしてなんといっても!!
そのぱっとしない田口センセとコンビを組むことになった白鳥。
奴の出現で物語がぐぐぐぐっと進みましたね。まさに白鳥パワー。
なんかとってもヤなおっさんなんですけどね(笑)

なんだろう、この爽快感

なんかこう、厭な奴をグーでぶっ飛ばしたカンジ?

続編『ナイチンゲールの沈黙』での田口&白鳥コンビの活躍にも期待大!!です。
最新作『螺鈿迷宮』も気になるところです。

※この本は所持本です。

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『yom yom』創刊!!
yondaくんでおなじみの新潮文庫から、
新しいスタイルの文芸誌、『yom yom』が創刊されました。

yomyom


―――好きな作家の一番新しい作品を届け、
またこれまで読んだことのなかった作家の一編をきっかけに、
その作家の本を手にとってもらいたい―――


というのがコンセプト(らしい)。

実は発売日の朝、雑誌出しのとき気になっていたのです。
今思えばそのとき取り置きしとくんだった!!
あんときは金欠でさあ…
今日買おうと思ったらもう売り切れてたよっ(涙)

それはさておき、
この雑誌、雑誌というにはもったいないかわいさ。
真っ赤な表紙に愛らしいyondaくん。
(若い女性をターゲットにしているからでしょうか)
執筆作家陣も豪華な顔ぶれです。
…川上弘美・梨木香歩・恩田陸・江國香織・角田光代・山本文緒
三浦しをん・小野不由美…etc

これで680円は安いと思うのですが。

お気に入りの作家から読んでもよし。
私は角田さんにまっしぐらでした(笑)
…やっぱステキ…うっとり…
ぱらりぱらりと読むのもよし。
気軽に楽しめる文芸誌だと思います。

年4回発売だそうですが、これからも買いです!!
年4回といわず、隔月くらいでもいいのに!!(ムリ?)

…にしても、なんでウチの書店は配本たったの3冊で、
某レンタルショップの傍らで書店を営んでいるようなT店では
山積みだったんだろう…orz
ウチで買えたら1割引だったのに!!
だいたいウチは品揃えがシブいんだよなぁ…
ターゲット層が団塊の世代もしくはそれ以上…な感じがにじみ出てる。

積読もいっぱいあるのですが、
ちょこっとしたスキマ時間に読めるこういう文芸誌って
今までにない感じでイイですね。
今後も期待大デス。
関連するタグ 【yomyom】【新潮
占いって、おもしろい。
そして、人っておもしろい。




12星座×男女別の計24話の短編に、鏡さんの星座解説がついて、
2度オイシイ感じの本でした。
星座別・男女別に見る恋愛パターン(…にはめられるほど単純ではないのですが)を
角田さんの小説がうまくうまーく色を添えているのです。。

私はなんだかんだいて結構占い好きなんだと思います。
雑誌の占い欄は欠かさずチェックしちゃうし、
おうし座B型のあなたはこーゆー人ですって書かれると、
ふむふむそうかもなぁ、なんて妙に納得してみたり。

自分の星座はもちろん、恋人の星座、家族の星座の物語は、
とくにじっくり真剣に読んでしまいました。
そうよね、あたってるわ~とか、ちょっとイメージ違うなぁとか思いながら、
それはそれは楽しい時間でした。
自分ではない、もう一人の自分の物語が読めるって、
ちょっと特別な気分がして嬉しいものです。

作中にも書かれているとおり、
人って星座でパターン化されるほど単純じゃない。
ひとりひとりそれぞれに違うからおもしろいんだ、
ということが鏡さんの解説にも角田さんの小説にも書かれていて、
ただの『占い本』でないところがとてもよかったです。

小説は至って『角田節』で、「あぁ、コイツばかだなぁ」とか
「うんうんわかるよ」と、友達の話を聞いてるように読みました。
角田さんの小説の登場人物って、みんなどこかでバカなんだけど、
それが妙にリアルで、愛すべきキャラクターたちだなって思います。

※この本は借りた本です。
関連するタグ 【占い】【角田光代】【鏡リュウジ】【12星座の恋物語
私自身経験あるのですが、
読書系・書評系ブログを訪れた際、やはりメインは本の記事ですよね。
となると、ちょこっと「はじめまして~」とご挨拶しようにも、
どの記事にコメントしていいものやら迷ってしまうのです。
本が紹介されている記事で、
その本に関係のない「はじめまして~」的コメントは、
ちょっとためらわれる…って方も多いのでは?(そーでもない?)
と思い、掲示板を設置しました。

道草掲示板

「はじめまして~」などの嬉しいご挨拶はモチロン、
こんな本がおもしろいよ~、本は読まないけどゲーム好きだぜ~、
などなど、ご自由かつお気軽にカキコしてくださいませ。
リンクに対する報告は特に必要ありませんが、
コチラの掲示板をぜひ活用してくださいね。
報告があれば私も遊びにゆきますので~('-'*)エヘ
ご訪問者様どおしの交流もどうぞご自由に。

活気ある掲示板になれば、幸いです。

※でも最低限のマナーは守って、皆が気持ちよく使えるようにしましょうね。
関連するタグ
今日はコミックの紹介を。

  

『書店員兼マンガ家の番子さんが、本屋さんの本音裏話
 描いた赤裸々エッセイコミック!!』(第一巻オビより)

オビのキャッチコピーどおり、
本屋さんの裏事情・苦労話なんかがおもしろおかしく描かれています。
暴れん坊~というほど本人は暴れていません。
むしろ仕事上起こりうる様々な出来事に翻弄されている様が、
コミカルにテンポよく描かれています。

中でも、ちょっぴり困ったお客様♪のエピソードや、
版元・取次店との攻防なんかには、

あるある~~~こーゆーコト!!!!

と爆笑&納得しながら読みました。
本の流通の仕組みにもふれてあるので、
ちょびっとおべんきょーにもなったり。
※流通の仕組みは私も詳しくは知らなかった(^-^;

正直なところ実際本屋の仕事していると、
(本屋に限らず、どんなシゴトもそうだと思うのですが)
笑えないお客様や、不測の事態に直面するものですが、
番子さんのようにネタにするくらいの気持ちで(笑)
日々シゴトしてみようかしら~、と思いました。

書店にお勤めの方で笑いを求めている方、必見です。
書店にお勤めでない方も、
本を愛するすべての人にオススメの漫画です。

そしてぜひ、カバーの裏にもご注目を…

============================================

さてさて、明日はお休みです。
図書館で順番待ちだった、『ナイチンゲールの沈黙』も
よーやくGetできました。(結構待ったなー。1ヶ月くらい??)
チーム・バチスタの栄光がなかなかおもしろかったので、
こちらも期待大です。
購入を迷っていた角田さん&鏡リュウジさんの『12星座の恋物語』も
たまたま棚で見つけて、一緒に借りてきました。
わりと最近刊行された本が、
田舎町の地方公民館で見つけられるとはラッキーでした。
それにしても先日BookOffで大量買いした京極本もあることだし、
どれから読もうか迷っちゃうな~~(至福)

読む本が大量に待ち受けているのに、
次々と新しい本を買ってしまうのは何故でしょうね。

※この本は所持本です。

この記事はこちらのブログにTBさせていただきました。
ありがとうございました。
マロンカフェ ~のんびり読書~
乱読日記
関連するタグ 【暴れん坊本屋さん】【久世番子】【感想文
 

もっと早くにこの作品に出会いたかった!!

…と思わせるくらい、久々のクリーンヒット!!でした。
とはいえ、前半部分は正直しんどかったです(^-^;
中禅寺秋彦こと『京極堂』の量子力学にまで言及する薀蓄は、
なにやらわかったようでわからない。
まさに関口君の気分です。

いったい何を言いたいんだ!!

20ヶ月も妊娠し続けているという牧朗の妻、久遠寺医院の次女梗子。
そしてその夫は密室から姿を消し、生死すら不明。
一方、嬰児失踪事件と久遠寺医院の関わりは?

事件は一向に進展をみせずやきもきさせられるのですが、
この「やきもき」が後半部分で一気に「!!」に。
巧妙に細部の至る所まで伏線が張り巡らされているのです。
すこーしずつ解き明かされていくドキドキがたまらなく心地よいです。
ただの物質的トリックだけでなく、
精神論にまで及んだトリックはとても新鮮に感じました。

よく言われていることですが、登場人物も魅力的です。
登場人物は多いのですが、みなキョーレツな個性の持ち主なので、
「あれ、この人誰だっけ?」
みたいなストレスはありませんでした。
私のお気に入りは『京極堂』の妹君、敦子ちゃん
雑誌の記者をつとめる、今風に言うならバリバリのキャリアウーマン。
もっともっと活躍を見てみたいな~。

分厚さに躊躇されている方も多いかと思うのですが、
読み始めればページをめくる手が止められない…と思います!!

それでも分厚いのは苦手な方には分冊版がありますよ↓
 

京極夏彦自身が装丁を手がけたハードカバー版もあります。
ファン必携?


※この本は所持本です。

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切なかった辛かった!!

強盗殺人を犯した剛志の弟・直貴と、彼を取り巻く社会的差別、
人との絆とは何かを淡々と描いてあります。
印象的だったのは、直貴の就職先である家電量販店の社長の話。

「差別はね、当然なんだよ」

厳しいと思う一方、それが現実なのか…と、
今更ながら私も少なからずショックを受けました。
しかし社長の言葉で、直貴は現実とはじめて正面から向き合うのです。
そしてある決断を下すのです。

そのくだりはやはり辛かった。
そうならざるを得なかった運命こそ、
剛志の罰なのかもしれません。

作中を通して描かれている、一見理不尽とも思える差別に、
憤り、やるせなさを感じましたが、
不思議と読後感は不快ではありませんでした。

※この本は所持本です。
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はじめましてRutileです。
このたびブログをリニューアルオープンさせるべく、
某●ivedoo●さんから移ってまいりました。
はじめましての皆さん、ぜひ仲良くなりましょう!!
以前からの読者様、これからもヨロシクです。

こちらでは読んだ本の感想をメインに、
趣味で続けてるViolinのこと、書店員のグチシゴトのこと、
悩んでいること、日々想うこと…えとせとら…を
あちこち道草しながら綴っていこうと思います。
本好きだよ~、音楽やってるよ~、同じ悩みを抱えてるよ~、
そんないろいろな方と交流がもてたら嬉しく思います。
つたない文章ですが、お付き合いいただけると幸いです。
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