凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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お、おもしろかったぁ!!
家庭をテーマにした全部で6編からなる短編集なのですが、
もう読み終わるのがもったいないっと感じるくらい。
もっともっとそれぞれの主人公達のその後が読みたい!!と思わせてくれる作品です。

どの作品も甲乙つけがたく素晴らしいものだったのですが、
一番のツボは『妻と玄米御飯』
最近流行のロハスにハマってしまった妻に振り回される売れっ子N木賞作家(笑)一家を、
それはもうおもしろおかしく描いてあります。
「これは実話か!?」と思うほどリアリティにあふれ、そのリアルさがおもしろい。
最近のロハス信仰へのちょっかいかけが痛快です。
私も常々一部の方々のロハスに対する、もはや宗教じみた傾倒ぶりには、
辟易させられるものがありましたが、
本作ではそんな人々への皮肉がたっぷり。

「なあにが『地球にやさしい』ですか。
だったらてめえの家だけ汲み取り式便所に戻せって言うんですよ。あはは」


とかね(爆笑)。
ロハスやってる人(この表現は正しいのか?)が読んだら気分を害するかも…とも思いつつ、
読みながらふかくふかーく頷いてしまいました。
奥田さん、いいとこついてるよ!!
それでも皮肉だけに終わらないのが奥田さんのイイトコロ。
読み終わった後はなんだかあたたかい気分になります。

会社が倒産して家事をするうちに主夫に目覚めてしまった営業マン。(『ここが青山』)
妻が別居しているのをいいことに、自宅を自分好みにカスタマイズしまくる会社員。(『家においでよ』)
などなど、夫婦って、ひいては家族って、うまくいったりいかなかったり色々だけど、
既成の『夫婦はこうあるべき』みたいな幸せだけじゃなく、
夫婦の数だけそれぞれの幸せのカタチがあるんだなぁと、今更に納得。
全編を通して単なるハートウォーミングストーリィに終わらず、
随所にパロディや毒がきいていて、それがなんともいいスパイスになっています。

家日和家日和
奥田 英朗

集英社 2007-04
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内容(「MARC」データベースより)
ネットオークションにはまる専業主婦。会社が倒産し、主夫となる営業マン。
夫と妻。ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。
ずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。ビター&スウィートな「在宅」小説



あなたの読書の参考になれば幸いです。
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コメント
この記事へのコメント
おはようございます。
私も、あといくつ・・って、残りの数を数えながら読んでしまいました。
読み終えたくなかったです(笑)

それにしても、奥田さん、巧いですよねぇ・・最高ですね。『家においでよ』は、奥田さん自身の事なのではないか?と思ってしまいました。
2007/05/29(火) 09:29 | URL | ゆう #-[ 編集]
こんばんは★
何回でも読みたくなる作品でしたー。
こんなの久しぶり。
『家においでよ』のこだわりっぷりは、経験者じゃないとわからないようなリアルさでしたねー。
そしてロハスも(笑)
N木賞作家って…(爆笑)
やっぱり奥田さんだいすきです。
2007/05/29(火) 23:32 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
お初です。

どの話も共感できる部分が多くて
読んでて楽しかったですね。
日常のちょっとしたことが
こんな面白い話になるなんて、
奥田さん、すごいです。
2007/05/30(水) 20:58 | URL | す~さん #-[ 編集]
はじめまして。
ようこそお越し下さいました。
どこにでもありそうな夫婦のワンシーンが、
奥田さんの手にかかるとこんなにおもしろくなるもんですねぇ。
2007/05/30(水) 22:32 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
ロハスは笑えましたよね~。でも皮肉や揶揄に笑っても、確かに嫌な読後感は残りませんでした。ほんと、その辺が奥田さんのうまさなんでしょうね。
2007/06/07(木) 15:14 | URL | june #-[ 編集]
こんばんは★
ロハスのこと、あんなに痛烈に皮肉っているのに、
全然いやな感じがしないんですよね。
ユーモアと皮肉のバランスがとても上手いなぁと思いました。
2007/06/07(木) 23:07 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
本当に読んだ後面白かった!!!って思える作品でしたね。
毒も吐くけど、ラストはなんだか爽やかなのがよかったです。
2007/06/08(金) 19:51 | URL | なな #-[ 編集]
こんばんは★
どの話もちょっと物足りないくらいなのに、
おもしろかったー!!と素直に思えました。
この辺のバランス加減もステキ。
よくよく読めば、いろんなことに毒吐きまくりなのに、
全然嫌味じゃないのがよかったですね。
2007/06/08(金) 22:11 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こういう話書かせたら右に出るものはいませんねーおもしろかったです!ロハスに対する意見とか、さらっと毒満載だったりするあたり、さすが奥田さん!って感じでした。これからもこういう作品、どんどん書いてってもらいたいですね♪
2007/07/21(土) 04:52 | URL | まみみ #-[ 編集]
こんにちは♪
おもしろかったですよねー。
こういうユーモアのセンスは抜群ですよね。
『サニーデイ』の奥山英太郎とかもう爆笑でした。
おもしろすぎですから奥田さん、みたいな(笑)
ダークシリアスなものからブラックユーモアたっぷりなものまで、
ホント守備範囲の広い作家さんだなぁと思いました。
自然と新作に期待しちゃいますね。
2007/07/21(土) 15:30 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
(* '-')ノ ハジメマシテ☆ 「酔芙蓉に恋をして」のkaorihonokaと申します^^ 
ご報告遅くなりましたが、勝手ながらTBをさせていただきました。お返しのTB、どうもありがとうございます。
私も採取我が一番笑えて好きでした~!!
皮肉たっぷりの表現なのだけれど、どこかに小さな愛を感じてしまう、可愛い文章♪
今回、奥田さんの作品を初めて読んだのですが、今ではすっかりふぁんになってしまいました^^
2007/07/21(土) 16:49 | URL | kaorihonoka #NgbxLe6Y[ 編集]
はじめまして、こんにちは♪
初奥田さんですか!!
それならこれからあんな楽しみやこんな楽しみが…!!
奥田さんは作風が幅広く、
・シリアスなもの(『最悪』ナド)
・感動的なもの(『サウス・バウンド』など)
・笑えるもの(『空中ブランコ』など)
ホント色々楽しませてくださる作家さんです。
コレを機会に、ぜひ奥田節にハマってみて下さいネ。
2007/07/21(土) 17:09 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
ロハスってのも一種のはまりものなのかもしれないなぁって思えてきました。
本人が満足しているだけなら構わないけど、余りに強要するとイヤミなだけですものね。
そういうことまでネタにしてしまう奥田さんって観察が鋭いなぁって感心しちゃいました。
2007/11/03(土) 21:18 | URL | Roko #mnT270eI[ 編集]
遅レスでゴメンナサイ!!
ロハスでもなんでもそうなんですが、
ハマりすぎると、むしろ滑稽ですよね。
こういうことはさりげなくやるのが上品なやりかたかと思われます(笑)
某ブランドのエコバッグ買うのに何時間も並んだり…というのも、
これに似てますねぇ…
2007/11/15(木) 23:14 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
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