凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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すいません。今回ちょっと辛口です。

心の病もちの私としては、タイトルに『うつ』『心の病』などとあると、
ついつい手にとってしまう。
この本も書店員時代に棚で見かけて気になっていました。
こないだ図書館に予約本をとりに行ったら、偶然棚に並んでたので借りてきました。
ぱっと見た感じ、ノンフィクションかなと思ったのですが、『一応』小説でした。
でもあとがきを読む感じでは、作者自身の実体験もかなり元になっているようですね。

主人公の『わたし』(みはる)は、ある日娘のエリに「うつ病である」と告白される。

心を病んだ娘を思う親心が、ストレートにどかんどかんと描かれている。
エリの母親である『わたし』はお節介なのだ。
自分の都合でエリが中学生の頃離婚して別居・再婚したうえ、
離婚した夫にも再婚相手が現れ、エリは継母との生活を余儀なくされる。
そして継母との関係は決して良好ではなかった。
それが13年前のこと。
『わたし』はお節介をやくことで、なんとか『埋め合わせ』をしようと必死なのだ。
病気のコトだけではなく、結婚前提のお付き合いを斡旋したり、
エリをなんとか病院へ連れて行こうと、イロイロ根回ししたり。
正直、ちょっと引いてしまった。
ずいぶん勝手な「まま」(エリは母親のことをこう呼ぶ)だな、と思うのは、
私がまだ「娘」であるからでしょうか。

また人物相関が複雑で、丁寧な説明をしているだけ余計に煩わしく思えました。
時系列もなんだかあやふやで、今がいったいいつの事を言っているのか、
私にはちょっとわかりづらかったです。
中盤から後半にかけてうつ病関連書籍の引用文がやたらとめだったのも気になりました。
これがノンフィクションならわかるのですが、
あくまで小説なのだから、ここまでされると興ざめです。

唯一共感できたのは、うつ病になってしまった当人のエリ。
上司に理不尽な理由で叱責された時の落ち込み、自己否定。
自分には能力がない、という思い込み。
「病気に甘えない方がいい」という周囲の無理解。

作者は結局、この小説を通して何を伝えたかったのでしょうか。
実際に現在心の病に苦しんでいる人にはちょっとオススメできないかもです。
逆に、自分の子供や身近な方が苦しんでいるのなら、
ちょっと手にとってみるのもいいかもしれません。

エリのうつ
ゴマブックス
ひるま・ちいね(著)
発売日:2007-02-06
おすすめ度:4.5


内容(「MARC」データベースより)
キャリアウーマンの娘が突然、うつ病に。
毎日のようにメールと電話で会話する母子は、
昔の絆を取り戻しながら日常に潜む「未知の恐怖」と対峙する。
三田文学から飛翔したネオ・ノンフィクション。



あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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コメント
この記事へのコメント
 読んでくださってありがとうございます。
「お節介」で「ずいぶん勝手」な母親(みはる)、というご指摘、そのとおりだと思います。そしてわずかに、エリに共感を持っていただけたことをうれしく存じます。
2007/07/20(金) 21:57 | URL | ひるま・ちいね #LkZag.iM[ 編集]
こんにちは。
辛口意見でごめんなさいです。
最近実家で暮らし始めたのですが、
やはり親というものはお節介ですねぇ(笑)
私が単にまだまだ子供だから、
こういうことに反感を持ってしまうのかもしれません。
そのことをご理解いただければ…と思います。

辛口意見にもかかわらずコメントいただけたこと、
大変嬉しく思います。
ありがとうございました。
2007/07/21(土) 15:18 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
 夏の間、留守にしておりました。
〝親〟ってほんとにお節介です。
 そばにいれば支配したがるし、子どもを一つの人格とみなすことがなかなかむずかしい。
 困ったものですね。
2007/10/13(土) 21:09 | URL | ひるま・ちいね #LkZag.iM[ 編集]
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