凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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天使の卵―エンジェルス・エッグ天使の卵―エンジェルス・エッグ天使の卵―エンジェルス・エッグあまなつAdhover 天使の卵―エンジェルス・エッグ』の続編。
あれから10年―――
時ばかりは容赦なく過ぎ去っていくのに、
人間としては10年分成長し、
背負った過去のあまりの重さに、頭ではあの出来事を『過去のもの』ととらえつつも、
肝心の心の部分で人生の再出発に踏み出せない歩太と夏姫。
歩太は芸大卒業後世界を放浪し、今は塗装工として働いている。
夏姫は2年間の高校教師生活に自らピリオドを打ち、今は普通の会社員。
夏姫のかつての教え子であり、彼女を密かに想っていた慎一が、
バイト先のカフェで彼女を見かけたところから、
3人の運命が動き出す…

天使の梯子
集英社
村山 由佳(著)
発売日:2004-10
おすすめ度:4.0


内容(「BOOK」データベースより)
『天使の卵』から10年。歩太・夏姫、29歳。
8歳年下の男に熱愛される夏姫…。
再び、あのせつない恋物語が甦る。



相変わらず叙情的で、美しく優しい文章で、
こんな言葉で、こんな恋愛物語を描かれたら、
切なくならずにはいられません。

夏姫の成長っぷりが見事です!!
彼女ってこんなステキな女性でしたっけ?
対照的に、不幸な生い立ちから自分の価値を見出せず、
どこか醒めたところのある慎一がだんだん感情むき出しに…といったらあれですが、
自分の気持ちを素直に表してゆくのが印象的でした。
歩太と夏姫の抱える事情を知らないのは、我々読者を含めても、唯一慎一だけで、
彼が思うところの、「夏姫さんをもっと知りたい」という思いには、
あぁもう私が全部話してあげるよ的なもどかしさがありました。
歩太と夏姫が、あれ(『天使の卵―エンジェルス・エッグ天使の卵―エンジェルス・エッグ天使の卵―エンジェルス・エッグあまなつAdhover 天使の卵―エンジェルス・エッグ』)から10年の歳月を経てずいぶん大人になった分、
そんな慎一のガキっぽさが顕著に現れていて、
最初は、
「コイツ、なんもわかっとらんくせに、いい気になった生意気なおこちゃまめ!!」
なんて悪態ついてたりしてたんですが(笑)、
ラストでようやく、夏姫たちと同じラインに立った気がして、
実に爽やかに読み終えることができたのでした。
恋をするってステキなことですね。
そして恋する人が輝いているのも頷けます。
だって、相手を想うその心が、すでにきらきらと輝いているのだから。

今、漢字変換してふと思ったのですが、
相手の『相』に『心』で『想』う。
漢字ってすばらしいですな。

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あなたの読書の参考になれば幸いです。
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