凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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実は重松さん初読みです。
厳密には、yom yom (ヨムヨム) 2007年 07月号 [雑誌]yom yom (ヨムヨム) 2007年 07月号 [雑誌]yom yom (ヨムヨム) 2007年 07月号 [雑誌]あまなつAdhover yom yom (ヨムヨム) 2007年 07月号 [雑誌]に掲載されていた短編を読んで、
むずむずと読みたくなったのです。

流星ワゴン
講談社
重松 清(著)
発売日:2005-02
おすすめ度:4.0


出版社 / 著者からの内容紹介
38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った。
僕らは、友達になれるだろうか?
死んじゃってもいいかなあ、もう……。
38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。
そして自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、
人生の岐路になった場所への旅。
やり直しは、叶えられるのか?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。



父と子の間にある愛情、それはときに深くて暗い溝のようである。
深ければ深いほど底は見えず、誤解と不安に駆られてしまう、
愛情ってそんなものなのかもしれません。
この作品には3組の親子が登場するのですが、
それぞれの親子としての在り方があって、
愛情もあるけれど、それとは対照的な感情も持ち合わせている…
3組の親子が背負っているものはそれぞれ異なりますが、
みんな一様に不器用なんだということ。
そんな不器用さが親子の間の溝となってしまうということが印象的でした。
それぞれがその溝を埋めるべく、ワゴンに乗って時空を越えるのです。
自分が親に対して思うこと、もし子供ができたらどんな親になるのかしら…
と思わずにはいられませんでした。
テーマは浅田次郎さんの『地下鉄(メトロ)に乗って地下鉄(メトロ)に乗って地下鉄(メトロ)に乗ってあまなつAdhover 地下鉄(メトロ)に乗って』(感想はコチラ)にちょっと似てますね。

またこの作品では『後悔』がひとつのキーワードになっているのですが、
自分が選ばなかった・選べなかったもうひとつの未来、
「あの時ああしていれば…」という後悔―――分岐点とも言えるかもしれません―――
は、大なり小なり誰しもが思うことです。
学校を選ぶ時、会社を選ぶ時、自らの進退が窮まった時…
今の自分は、過去の選択の積み重ねによってできているという、
それが非情にも思える『現実』です。
そして『現実』はどのような手段をもってしても変えることはできません。
大切なのは、『現実』と向き合い、『未来』をどう生きるか、ということなのですね。

橋本親子の分岐点であった蓼科高原と女神湖。
これは長野県にあるので、私もよくドライブしました。
信州の高原は本当にどこも美しくて、なんといっても空の青さが格別なんです。
だからこそ余計に、橋本親子の境遇に涙せずにはいられませんでした。

そしてユニクロには泣けました。
普段なにげなく目にするものに大きな意味が込められていて、
人生に無駄などない、と思わせてくれる作品でした。
それでももし、あなたが今とんでもなく大きな後悔を抱えていたら、
今夜あたり橋本親子がドライブに連れて行ってくれるかもしれません。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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この記事は以下のブログにTBさせていただきました。
ありがとうございました。
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コメント
この記事へのコメント
意外!Rutileさん、重松さん初なんですねー。
わたしはけっこう読んでいますが、これが一番好きかもしれません。

ずいぶん前に読んだのでストーリーはもうおぼろげですが、
ぼろっぼろに泣きながら読んだことは覚えています。

重松さんの書くお話は、きれいすぎるハッピーエンドじゃないことが
多くて、
それがちょっとつらくもありリアリティもあり、
救いになることもある気がしています。

Rutileさんの記事を読んでまたいつか読み直したいなーと思いました。
2007/07/10(火) 18:00 | URL | しろちさ #-[ 編集]
こんにちは。
読書ブログを書いているaccoといいます☆
前からちょこちょこお邪魔していて、とても丁寧な感想が
ステキだなぁと思っていました。
よろしければ、リンクさせていただいてもいいですか?
よろしくお願いしますi-260
2007/07/10(火) 19:56 | URL | acco #-[ 編集]
こんばんは★
根がアマノジャクなのか、結構有名どころの作品が未読だったりします…
重松さん、改めて私が言うまでもないですが、とってもイイですね!!
これから多分ガンガン読んでいきそうです。
(そうやって偏っていく…)

流星ワゴンは最近文庫になりましたね~。
手元においておきたい一冊です。
2007/07/11(水) 22:25 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
はじめまして♪
お褒めいただき嬉しさ頂点ですっ!!
リンクの件、もちろん大歓迎でございます。
こちらからも張らせていただきますね。
accoさんのブログ、デザインも文章もとても爽やかですね。

これからもなにとぞヨロシクです。
2007/07/11(水) 22:31 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんばんは☆
こちらこそ、お返事もらえて
嬉しさいっぱいです!
よろしくお願いしますねi-236
2007/07/12(木) 20:03 | URL | acco #-[ 編集]
Rutileさん こんばんは。
あらっ。コメント書いたつもりだったのですが…すみません(滝汗)
この作品には泣かされました。
現実にはありえないお話...でもあったらいいな...そう思わせる作品でした。
普通の小説なら過去が簡単に書き換えられてしまいそうですが、そこは重松作品でしたね~。
Rutileさんの感想を読むと、蓼科高原と女神湖行ってみたくなりましたよ~。
本当に、人生に無駄などないんですよね!!

2007/07/13(金) 19:30 | URL | naru #z8Ev11P6[ 編集]
こんばんは~★
私も何度涙をぬぐったことか…!!
特にユニクロのくだりでやられました。
ユニクロヘビーユーザーなので…ってソレはちょっと違う!?
とにかくいい作品でした。
今ある『現実』をしっかり見据えさせてくれるのが特に印象的でした。

信州の高原はホント美しいですよ~。
天候が変わりやすく、晴天にはなかなかめぐり会えないのですが。
橋本父が見とれてしまった気持ち、
わかるんですよね。
だから余計ツラかったです。
信州にお出かけの際は、ゼヒ立ち寄ってみて下さいネ。
2007/07/14(土) 00:04 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
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