凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
関連するタグ
シェアブログ1152に投稿
あらすじを読んで買わずにいられなかった作品。
泣きたい気分で買ったのですが、結論から言うと泣きませんでした。
ただただ、唖然としてしまったんです。
人間という生き物の醜さとあたたかさを同時に見せつけられて…

逃避行
光文社
篠田 節子(著)
発売日:2007-04-12
おすすめ度:4.5


出版社/著者からの内容紹介
愛犬ポポが、隣家の子どもをかみ殺した。
世間のそしりから逃れるため、そして娘たち、夫の反応に失望し、
ポポをともなって出奔した主婦妙子。
彼女に救いは訪れるのか――。
直木賞作家篠田節子による、「女性自身」連載の問題作。



まず舞台がですね、東京→長野(松本)→神戸…
あまりに身近な地名がたくさん出てきて、それにオドロキ。

飼っていた動物を安易に殺処分なんて、私には想像もできませんが、
そんなことを簡単に思いつく人間達が、この作品にはたくさん出てきて、
悔しいやら憤るやら、とにかくしんどい一冊でした。
だからこそ、逃げる妙子とポポを手助けする人々のあたたかさが胸にしみます。
世の中には色んな人がいるんだなぁと思わずにはいられません。

妙子とポポの、終わることのない逃げ続ける旅の様子や、
人々が彼女達に向ける、無遠慮な視線・あからさまな態度が、
これでもかってくらいリアルで、なんだか本当に哀しくて悔しくて。
でも…

もし自分が妙子の立場だったら…やっぱり逃げるだろうか。
もし自分の大切な誰かがよその犬に殺されてしまったとしたら…
犬を恨むだろうか、飼い主を恨むだろうか。

そんな思いがうずまいて、複雑な感情がぐるぐるしてしまいます。
しかしこの作品中の人間達は本当に身勝手で自分本位な輩が多く、
それが読んでいて非常に不快でしたっ(怒)
妙子の夫・娘達しかり、隣人の親子しかり。
ポポが妙子に寄せる愛情だけが、せめてもの救いでした。

飼われるものとしての動物達の幸せってなんだろう。
生き物としての幸せってなんだろう。
そんなことを思わせてくれる作品でした。
そして命の輝きというものを見せてもらった気がしました。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
人気ブログランキング FC2ブログランキング にほんブログ村 本ブログへ ブログランキング


この記事は以下のブログにTBさせていただきました。
ありがとうございました。
モンガの独り言 読書日記通信
スポンサーサイト
関連するタグ 【読書】【感想文】【逃避行】【篠田節子
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://rutile555.blog85.fc2.com/tb.php/179-fd144c12
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。