シェアブログ1152に投稿
主人公である「僕」の壮絶な逃亡(という表現は正しいのだろうか?)&成長記。
逃げて追われて行き着く先は?行って進めばいつか「帰れる」のか!?
「帰りたい」
私もふと無性に思うときがある。
でもいったいどこへ?
今いるここ以外に行く場所なんてあるのか?
それに気づいたときの虚無感。
この作品に漂うのは、そんな虚無感である気がする。
人は何処へ行き、何処に帰るのだろうか。
そもそも行き着く場所は帰りたい場所なのだろうか。
歩み続ける(生き続ける)ことはこんなにけだるいものなのだろうか。
幸せとはつかみとれるものではないのだろうか。
ファンタジーでありながら、自分の生き方を否応なしに考えさせられてしまう。
幻想世界とリアリティの混沌とした融合が印象的な作品。
ラストは京極夏彦さんの『
魍魎の匣―文庫版
』を彷彿させる衝撃!!
このラストの為なら、これまでの苦労も私はアリだと思いました。
頑張って読んでよかった。っていうか頑張らないと読めないのだ。
主人公の心理や、主人公に関わる人やものたち、彼らをとりまく情景など、
これら全てが細部にわたってきめこまかく描写されていて、
それのリアルさといったら、冗談でなく背筋がぞっとする思いでした。
作品世界に広がる虚無感は、表紙絵のようなセピア色に色あせた雰囲気なのに、
ときどきピンポイントで鮮やかに鋭くギラリと光る描写があり、
思わずドキッとさせられるのだ。
体調の悪い方にはオススメできません!!要注意!!
同じ日本ファンタジーノベル大賞でも『
僕僕先生
』や『
しゃばけ
』とこうも違うものなのか!?
やはりこの賞、あなどれません。
「僕」たちは、ひいては人間は結局「汚点(ラス・マンチャス)」だったのかもしれない。
決して楽しめたとは言えませんが、ううむと唸らされる読書でした。
でもこういう世界観は…結構好きかもしれない…
ゾクッとする快感のような、麻薬(やったことないけど)のような…
なんとも惹きつけられてしまうのだ。
あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿

この記事は以下のブログにTBさせていただきました。
ありがとうございました。
しんちゃんの買い物帳
+ ChiekoaLibrary +
ひなたでゆるり
今日何読んだ?どうだった??
主人公である「僕」の壮絶な逃亡(という表現は正しいのだろうか?)&成長記。
逃げて追われて行き着く先は?行って進めばいつか「帰れる」のか!?
内容(「BOOK」データベースより)
僕は常に正しく行動している。
姉を犯そうとした「アレ」は始末されるべきだし、
頭の足りない無礼なヤンキーが不幸になるのは当然だ。
僕のせいではない。
でも、なぜか人は僕を遠巻きにする。薄気味悪い虫を見るように―。
カフカ+マルケス+?=正体不明の肌触りが、
鈴木光司氏の絶賛を浴びた異形の成長小説。
第16回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。
「帰りたい」
私もふと無性に思うときがある。
でもいったいどこへ?
今いるここ以外に行く場所なんてあるのか?
それに気づいたときの虚無感。
この作品に漂うのは、そんな虚無感である気がする。
人は何処へ行き、何処に帰るのだろうか。
そもそも行き着く場所は帰りたい場所なのだろうか。
歩み続ける(生き続ける)ことはこんなにけだるいものなのだろうか。
幸せとはつかみとれるものではないのだろうか。
ファンタジーでありながら、自分の生き方を否応なしに考えさせられてしまう。
幻想世界とリアリティの混沌とした融合が印象的な作品。
ラストは京極夏彦さんの『

魍魎の匣―文庫版
』を彷彿させる衝撃!!このラストの為なら、これまでの苦労も私はアリだと思いました。
頑張って読んでよかった。っていうか頑張らないと読めないのだ。
主人公の心理や、主人公に関わる人やものたち、彼らをとりまく情景など、
これら全てが細部にわたってきめこまかく描写されていて、
それのリアルさといったら、冗談でなく背筋がぞっとする思いでした。
作品世界に広がる虚無感は、表紙絵のようなセピア色に色あせた雰囲気なのに、
ときどきピンポイントで鮮やかに鋭くギラリと光る描写があり、
思わずドキッとさせられるのだ。
体調の悪い方にはオススメできません!!要注意!!
同じ日本ファンタジーノベル大賞でも『

僕僕先生
』や『
しゃばけ
』とこうも違うものなのか!?やはりこの賞、あなどれません。
「僕」たちは、ひいては人間は結局「汚点(ラス・マンチャス)」だったのかもしれない。
決して楽しめたとは言えませんが、ううむと唸らされる読書でした。
でもこういう世界観は…結構好きかもしれない…
ゾクッとする快感のような、麻薬(やったことないけど)のような…
なんとも惹きつけられてしまうのだ。
あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿

この記事は以下のブログにTBさせていただきました。
ありがとうございました。
しんちゃんの買い物帳
+ ChiekoaLibrary +
ひなたでゆるり
今日何読んだ?どうだった??
この記事へのコメント
おはようー!
予備知識なく手に取り、びっくりした本でした。
気軽にお薦め出来ない本ですが、衝撃はすごかったですね。
予備知識なく手に取り、びっくりした本でした。
気軽にお薦め出来ない本ですが、衝撃はすごかったですね。
2007/07/15(日) 09:18 | URL | しんちゃん #Zk/lHUeI[ 編集]
こんばんは★
確かにオススメはしにくいですが、
誰かとこの気持ちを分かち合いたいってのはありますねー!!
あぁ、ブログやっててよかった。
確かにオススメはしにくいですが、
誰かとこの気持ちを分かち合いたいってのはありますねー!!
あぁ、ブログやっててよかった。
おはようございます。
とても奇妙な読み口で、この世界観になれるまでも結構かかりますのでそれで好き嫌いが分かれるのかなーと思ったりもしますが。わたしもこの世界、嫌いじゃないです。平山さんは最近出された「冥王星パーティー」も不思議でよかったですよ。もし興味があるようでしたら、ぜひ^^
とても奇妙な読み口で、この世界観になれるまでも結構かかりますのでそれで好き嫌いが分かれるのかなーと思ったりもしますが。わたしもこの世界、嫌いじゃないです。平山さんは最近出された「冥王星パーティー」も不思議でよかったですよ。もし興味があるようでしたら、ぜひ^^
こんにちはー♪
なんか引き込まれますよねー。
すっごい引力でした。逆らえませんでした。
「冥王星パーティー」早速予約しました!!
これはスグまわってきそうな予感です。
楽しみですー。
なんか引き込まれますよねー。
すっごい引力でした。逆らえませんでした。
「冥王星パーティー」早速予約しました!!
これはスグまわってきそうな予感です。
楽しみですー。
こんばんは!
お伺いするのが遅くなってしまってすみませんでした。
この作品は何とも言えない読後感がじわじわ襲ってきて、不快感なんだけどでも好き、みたいな不思議な感覚でした。
こういう世界観はすごく好きです。
平山さんの作品は未だ1作しか読んでいないので他の作品も是非に、と思っています。
お伺いするのが遅くなってしまってすみませんでした。
この作品は何とも言えない読後感がじわじわ襲ってきて、不快感なんだけどでも好き、みたいな不思議な感覚でした。
こういう世界観はすごく好きです。
平山さんの作品は未だ1作しか読んでいないので他の作品も是非に、と思っています。
こんにちはー♪
読後何日も経っていますが、
未だにあのセピア色の風景が忘れられません!!!
なんともカオス的な世界観がツボでしたー。
他作品も要チェックですねー。
読後何日も経っていますが、
未だにあのセピア色の風景が忘れられません!!!
なんともカオス的な世界観がツボでしたー。
他作品も要チェックですねー。
この記事のトラックバックURL
http://rutile555.blog85.fc2.com/tb.php/182-3c27e630
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
ラス・マンチャス通信平山 瑞穂 (2004/12/21)新潮社 この商品の詳細を見る第16回 日本ファンタジーノベル大賞 大賞受賞作です。両親、姉、と小さな家で暮らす僕。 そこには異形のアレが一緒に住んでいる。死骸の臭い
2007/07/15(日) 09:18:51 | しんちゃんの買い物帳
ラス・マンチャス通信posted with 簡単リンクくん at 2005.11. 6平山 瑞穂著新潮社 (2004.12)通常2-3日以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る
2007/07/21(土) 04:33:28 | 今日何読んだ?どうだった??
ラス・マンチャス通信 平山瑞穂/新潮社頭の足りない無礼なヤンキーが不幸になるのは当然だ。僕のせいではない。でも、なぜか人は僕を遠巻きにする。薄気味悪い虫を見るように…。異形の成長小説。第16回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。一体何なんだこれは。アレって
2007/07/22(日) 20:41:32 | ひなたでゆるり
ラス・マンチャス通信平山 瑞穂 07−73 ★★★☆☆ 【ラス・マンチャス通信】 平山 瑞穂 著 新潮社 第16回日本ファンタジーノベル大賞受賞作 《僕を追ってくる「黒い染み」とは、……》 内容(「BOOK」データベースより)僕は常に正しく行動している。姉を犯
2007/08/04(土) 22:56:40 | モンガの独り言 読書日記通信












