凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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昨日NHKで放送された
『プレミアム10「体感!トレッキング紀行~直木賞作家が歩く世界の大自然~」』
出演は、角田光代さん・三浦しをんさん・村山由佳さん。
豪華だ…豪華すぎる…!!!!!!

角田さん・三浦さん・村山さんファンの私は、
ビデオスタンバイ、かつ放映も見るという万全の体制で挑みました(笑)
雄大な自然と、人間のちっぽけさが特に印象的でした。
しをんさんの涙も。
村山さんの乗馬姿はものすごくステキでした。かっこいいーーー。

というわけで、さっそく積んであった(といっても最近発売されたばかりだが)
角田さんの『あしたはアルプスを歩こう』を猛然と読む。
だって、TVではゼッタイ、旅のごくごく一部にしか触れられていないと思ったから。
このエッセイにこそ、角田さんの歩いた旅の真髄が描かれているに違いないと思ったから。



なんかへんだ。雪が積もりすぎているのである。
司会は白く染まり、風に飛ばされそうになりながら、
標高2320メートルの小屋に駆けこんだ。
―――トレッキングをピクニックと取り違え、
いつもの旅のつもりでイタリア・アルプスの雪山に挑んでしまった
作家がみたものは?
自然への深い感動を呼ぶ傑作紀行。



結果。
ビンゴーーーー!!!!!

TVでもそうだったけれど、
トレッキングのガイドを務めたマリオさんの言葉が印象的。
また、そのありがたく重みのある言葉を、
的確に私たちに伝えてくれる角田さんにも感謝。
あえて引用は控えますっ。
とても深くて、それはきっと読む人によって受け止め方が違うから、
ひとりひとり、マリオさんの言葉をかみしめて欲しい、そんな思いです。

また旅の途中で出会うイタリアの人々たちがとても素晴らしい方々であった。
気どらず飾らず、とっても自然体。
トレッキングは過酷だけれど、
そんな人々の性質からか、角田さんの持ち前の性格からか、
このエッセイはどこかほのぼのとしているところもあって、
読んでいる私は全く辛くない(そりゃそーか)。
それでも角田さんの紡ぐ言葉は、ときにしっとりと重く深い。

歩くだけで目に見えるものがどんどん変わる。
反対に言えば、歩かなければ景色は何も変わらない。
滝も。岩も、木々も、山々も、風も、
みんなつねにそこにあるが、
自分の足で向かわなければ、出会うことはかなわない。



このことは人生についても言えることではないかと、自然と感じられる。
私は今人生という山(結構難敵…笑)をトレッキング中で、
でもちょっとアクシデントがあって休憩所で立ち止まっているようなものだが、
しかし、休んでいるからこそ感じられる何かもある。
それでも、歩かない限り景色は変わらない。何も変わらない。
今は歩んできた道を振り返っているところである。
ちょっと無理をしすぎて、足を痛めちゃったかもしれない。
でも、私もいつか再び歩き出すことだろう。
再び歩き出した先に見える景色は、それまでのものと違って見えることと思う。

オビに『歩くことは書くことと似ている』とあったが、
角田さんにとって書くこととは人生そのものであるはず。
ラストの方で、角田さんが
「何かを書くときに大切にしていること」
に触れる部分があるのだが、ふぅううむと唸らされた。
私はすっかり読書にハマり、こうやって感想文までUPしている今日この頃であるが、
確かに読書で見聞を深め感性を磨くことはいいことだと思う。
しかしやはり自分自身の目で耳で手で足で、
そして心で「体感」することに勝るものはないと思い知らされた。
角田さんの描くものが、あれほどまでにリアリティにあふれ、
読者の心をつかんでやまないのは、角田さんのこういった書く姿勢にあるのだと思う。
だからというわけではないが、
私も、このブログに限らず、常日頃から「自分の言葉」で語っていこうと思う。
それがたとえ拙いものだとしても、
その方がきっと相手の心の奥まで「私」が届くはずだから。

…と、角田さんを語らせると私長いのですが…(笑)
TVはオモテカクタ、本書はウラカクタでありました。
どっちもカクタさん。
どっちのカクタさんも、やっぱりステキであることに変わりはなかった。

TVではこのすばらしい旅のほんの一部。
カットされてしまった真実やウラ話こぼれ話、
そして角田さんの胸のうちを知りたい方は、ゼヒ。
今なら講談社文庫の新刊コーナーに平積みされている(ハズ)!!急げっGO!!
解説が共演(?)の三浦しをんさんであることも二度オイシイ。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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ありがとうございました。
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コメント
この記事へのコメント
読まれたんですねー。
本屋さんで見かけて気になっている1冊です、これ。
自分で山に登るのは(体力ないし)勘弁してもらいたいですが
角田さんの名言、読みたいですね!
2007/07/23(月) 15:39 | URL | とむぼん #-[ 編集]
こんにちはー♪
どこかほのぼのと笑える、
しかし、角田さんはじめ、
角田さんが出会った人たちの言葉が印象的な一冊です★
最近の文庫本にしては薄く、お値段も手ごろなので、
お気軽にどうぞー。
2007/07/25(水) 09:16 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんばんは、Rutileさん。
トレッキングの大変さはわかるのですが、毎晩の夕食のことを書いているところが角田さんらしい感じもしました。12月のトークショーに申し込んでいますので、何か一つ質問してみたいです。聞きたいことありますか。
2007/08/04(土) 22:51 | URL | モンガ #-[ 編集]
こんばんは★
ホント、トレッキングは辛そうなのに、
読んでるこちらは全然辛くない…(笑)
むしろ楽しんじゃいました。

トークショー!!
いいなぁいいなぁ!!
質問ですか!?
『八日目の蝉』で角田さんの新境地を見た気がするので、

今後挑戦したい作品のジャンルは?

ですかねぇ。
例えば角田さんのファンタジーとか、
リアルなのかそうでないのか、
いったいどんなものが出来上がってくるのか、
ちょっと気になりませんか?…(笑)
2007/08/05(日) 21:22 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
ウラ角田さん、面白かったです♪
体感することの大切さ、私も感動しました。
NHKの番組見たかったなぁ・・・と思いました。
2007/08/12(日) 14:55 | URL | とむぼん #-[ 編集]
こんにちは♪
ウラ角田さん、楽しんでいただけたようで嬉しいです!!
書くことに対する角田さんの真摯な姿勢が印象的でしたね。
2007/08/12(日) 17:26 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
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