凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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浅田さんの作品は、いつもきらきらと輝いている。
万華鏡をみたときの感動に似ているかもしれない。

月島慕情
文藝春秋
浅田 次郎(著)
発売日:2007-03
おすすめ度:4.5


浅田さんの描く小説は、粋で切なくて胸に沁みる。
全7作からなるこの短編集、どの話もイイ。
読んだ後なんだかとても幸せな気分に包まれます。
ほっこり温まるスープのような味わいでした。
どの作品もとてもよかったのですが、
特に「供物」「雪鰻」「冬の星座」がよかったです。

「供物」
亡くなった前・夫への供物。
酒と暴力により別れて、苦しい記憶をもみ消したはずであったが…

親子の愛情の物語。
ひとことで言ってしまえばそれだけなのだが、
「それだけ」+αを感じさせられるお話でした。

「雪鰻」
自衛隊師団長がかつての戦争で闘ったものは、飢えと同僚殺しの罪であった。
一膳の鰻重に込められた、悲痛な思い出話。

いや、もうただただ感動。
自衛隊の経験がある作者だからこそ、語れるものなのかもしれない。
戦争を知らない私たちに、現実を突きつけるような作品。
暗い歴史をただ事実として教わる歴史の授業よりも、
ひとりひとりの兵隊たちが、まるで一個の爆弾のように命を散らしていった現実。
歴史があるのではない。
ひとりひとりの夢・希望・絶望が歴史を形成しているのだ。

「冬の星座」
解剖学専門の医師、雅子の大叔母の死。その死がもたらした小さな奇跡の物語。

このお話、いちばん好きです。
「死」を扱った物語なのに、暗さがない。ユーモラスでさえある。
思わず笑みが浮かんでくる優しい作品。

つくづく浅田さんはロマンチストであるなぁ、と思う。
上記の作品以外もオススメできるものばっかりです。
さらさらとすぐに読めるのに、印象にしっかり残る作品でした。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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コメント
この記事へのコメント
Rutileさん☆おはようございます
ホロリとされっぱなしの、いい短編集でしたよね。
最近読んだ対談集「すべての愛について」はロマンチストだけど熱血漢な浅田さんに笑わせてもらいました。
2008/01/13(日) 10:30 | URL | Roko #mnT270eI[ 編集]
こんばんはー★
またまた浅田さんのファンになってしまった作品でした。
対談集、さっそく図書館から借りてきました!!
作家さんの素が垣間見えるエッセイや対談ってだいすきなんです~。
これからもどんどんオススメ本、紹介してくださいね。
2008/01/18(金) 18:38 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
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