凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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絆の強さにただただ圧倒される。

第138回直木賞受賞作。
タイミングよく図書館から回ってきました。

私の男
文藝春秋
桜庭 一樹(著)
発売日:2007-10
おすすめ度:4.0


出版社 / 著者からの内容紹介
お父さんからは夜の匂いがした。
狂気にみちた愛のもとでは善と悪の境もない。
暗い北の海から逃げてきた父と娘の過去を、
美しく力強い筆致で抉りだす著者の真骨頂『私の男』。



桜庭さんの作品はこれで3作目。
今までの作品で一番圧倒させられました。
のちに『桜庭一樹読書日記』で、
この作品の「産みの苦しみ」みたいなものを垣間見るのですが、
なるほど納得。
読書中、読了後も狂おしく絡みつく『何か』に、いささか恐怖さえ覚えました。

ひとつひとつ紡ぎだされる美しいことばを、じっくり読ませる作品。
こう…ダーーーーっと読めないのです。
そのようなことは…許されないのです。
そんな意気込みを感じる、渾身の作品です。

登場人物の一人称が次々と変わりながら、花と淳悟の関係を遡るという、
ちょっと変わった時制でもって語られるスタイル。
最後まで読んでもう一回読み返したくなりました。
うう…買ってしまいたい、いっそのこと。

だんだん明らかになっていく、花と淳悟のちょっと異常な関係、過去、生い立ち…
どきどきしながら読みました。
エロティックなシーンであっても、桜庭さんが描くと、
とても崇高な行為であるかのような気がしてくる。
このエロティックな美しさを、どれだけ受け止められただろうか。
どれだけ花と淳悟の絆を受け止められただろうか。
両の手では、とても足りない。

花と淳悟の絆は、鎖のように重たく、冷たく、確固たる意思をもってふたりを繋いでいる。
狂おしく絡み合いもつれ合う―――絆。
他人には見えない、見てはいけない、そんな絆を桜庭さんによってまざまざと見せつけられた。

Amazonでの評価は…賛否両論なかんじですねぇ。
でも私はこういうダーティーな作品が大好きです。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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コメント
この記事へのコメント
こんばんは。
過去に遡りながら、2008年の二人がどうしてそういう状態なのかを少しずつ知っていく。
構成もすごくよかったなって思いました。
禁断の物語なのに、嫌悪感を感じずに読めたことがすごく不思議です。
2008/01/25(金) 21:48 | URL | なな #-[ 編集]
こんばんは。
すごい勢いで引きずり込まれました。
過去に溯る独特の構成に深みに嵌まるみたいに読んで、読後呆然でした。
ななさんと同じく、嫌悪感を感じないで読めたことがすごく不思議でした。
2008/01/26(土) 01:19 | URL | 藍色 #-[ 編集]
Rutileさんこんにちは♪
最近急激に忙しくなってしまって、TBやコメントを送ってくださっているのに、レスなど遅くてすみません。読書も進んでおらず、図書館の登録すらまだです・・・。徐々に復帰していきます!
2008/01/26(土) 14:21 | URL | やぎっちょ #-[ 編集]
こんにちは♪
そうそう、構成が素晴らしかったですよね。
だんだん明かされる秘密…
見てはいけない、そんな背徳感でいっぱいでしたが、
嫌な気分にならないのは、ほんとマジックですね。
2008/01/26(土) 14:35 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんにちは♪
深みに嵌る、まさにその通りですね。
沼地に足を絡め取られるような、
一歩立ち入ると抜け出せない、深い世界でした。
2008/01/26(土) 14:37 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんにちは♪
お引越し前後はなにかと慌しいですよね…(^-^;
どうか無理なさらず~(寒いですしね…)
お互いマイペースでいきましょう~。
って私はちょっとのんびりしすぎ!?
2008/01/26(土) 14:39 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんばんは。
つい買いたくなる気持ちわかります。ただわたしは天の邪鬼なので、もう他に買ってる人がたくさんいるような話はなんとなく買いたくありません(笑)もし買ったとしてもおさいふをだしながら「違うの!有名だから買うんじゃなくて、内容がいいからなの!!そのへんの浮ついた人じゃないのよ!!!」と店員さんにむけて念波を発するそんな感じで(←アヤシイ)。

パワーがいるから気軽に読めないけど、たまにどっぷりこの世界に浸りたくなる。そんな時が来そうな作品でした。
2008/01/26(土) 20:31 | URL | まみみ #-[ 編集]
こんばんはー★

>「その辺の浮ついた人じゃないのよ!!」

わかりますー!!
こんなに有名になる前から知ってたんだからっ!!
とかなんとか必死で言い訳しちゃいますよね(笑)

この作品はぜひぜひ二人の背景を知った上で読み返したいんですよね~。
でも今はどこも品薄かな(;つД`)
2008/01/26(土) 20:42 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
Rutileさん、こんばんは!
桜庭さんの新境地、堪能しました。
現在から過去に遡っていく構成がまた効を成してましたね。
ラストを読んで冒頭に戻るとまた全体が鮮やかに見えてきて、改めてすごい!と感じてしまいます。
まさに圧巻、でした。
桜庭さんの今後の作品、楽しみですね♪
2008/01/27(日) 00:48 | URL | リサ #yl2HcnkM[ 編集]
桜庭ファンとしては快挙の一言です。
といっても実は受賞後に購入したヘタレファンですけど・・・。
私もメジャー嫌いなマイナー嗜好なもんで、「ずっと前からのファンなんだかんなっ!賞取ったから買うんじゃないんだかんな!」って心の中で叫びながら「キッ」っとレジへ持って行きました。
2008/01/28(月) 00:41 | URL | hoy. #mc9/rPhk[ 編集]
こんばんは★
だんだん見えなかったものが見えてくる…
深海を照らすライトのように、重く静かに…
みたいな感じ(?)でしたね。
重いテーマの作品ではありますが、
見事に描ききっておられましたね。
再読したいのですが、図書館に返してしまったので…
買おうかどうか思案中です。
2008/01/28(月) 22:54 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんばんは★
私もファンの一人として、本作の受賞は大変うれしいです!!
「キッ」っとレジに持っていくお気持ち、よーくわかります。
書店員さんをナゼかライバル視しちゃいますよね…(^-^;
そういう私も、今日桜庭さんの初期作品を買い漁ってしまいましたが(笑)
2008/01/28(月) 23:09 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
Rutileさん、コメントとTBをありがとうございました。
私はこれが桜庭作品デビューだったので、他のものもこれから読んでみたいなと思っています。まずは文庫のものから…^^
2008/01/30(水) 15:02 | URL | tariko #KEFDNkQI[ 編集]
こんばんは★
おお!!桜庭デビューですか!!
かくいう私も今初期作品を買い漁っています…(^-^;
単行本のは図書館で借りたのですが、
どれも手元に欲しぃ~~!!って作品ばかりでした。
2008/01/31(木) 00:00 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
北の海と2人の関係がオーバーラップする作品でした。
今も余韻が残っています…。
TBさせていただきました。
blogpeopleにも登録させていただきました。
これからもヨロシクお願いします。
2008/02/03(日) 22:23 | URL | ユミ #Tipl/IsA[ 編集]
こんばんは★
北国の寒々した様子と、
そんな中でも燃えるような情熱でつながっていたふたりが印象的でした。
今後の作品も楽しみですね。

リンクありがとうございます!!
コチラからも張らせて頂きますね(*´▽`*)
今後ともよろしくですっ!!
2008/02/03(日) 22:41 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
この作品すごかったですよね。圧倒されてしまいました。私はあまり嫌悪感を抱かずに読めたのですが、きっとそれは桜庭さんの上手さなんでしょうね~
桜庭作品はまだ2作しか読んでいないので、少しずつ読んでいきたいと思っています♪
2008/03/03(月) 16:58 | URL | 板栗香 #no8j9Kzg[ 編集]
こんにちは★
桜庭さんの小説はひりひりと痛いところもあるのですが、
個人的にはかなりツボです。
狂おしく悩ましいかんじがいいなーと思っております。
エッセイもおもしろいですよー。
2008/03/03(月) 17:02 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
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