凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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金原さんは芥川賞受賞作『蛇にピアス蛇にピアス蛇にピアスあまなつAdhover 蛇にピアス』以来だなぁ。
この人の描くダーティーな物語、結構好きだったりします。

星へ落ちる
集英社
金原 ひとみ(著)
発売日:2007-12
おすすめ度:4.0


出版社 / 著者からの内容紹介
一つの恋愛と三人の孤独――
元彼の部屋を出て、「彼」と付き合い始めた「私」。
「彼」が女と浮気をしていると知り、自殺を考える「僕」。
突然去った「彼女」を待ち続ける「俺」。
愛するほど孤独になる、三人の絶望と激情。



本作は「彼」をめぐる「私」「僕」「俺」の愛・苦しみ・絶望を描いた連作短編集。
恋人たちの嫉妬や羨望、そして絶望といったドロドロな部分を描いているのに、
その切り口はスパッとキレがある。
読んでいて怖いほどであった。

登場人物皆が抱える共通の感情は、まさに「愛の重み」。
「俺」の重みから逃げた「私」。
「私」は「彼」に重くのしかかっていないか不安で気が狂いそうな日々。
「彼」は重い「僕」からエスケープ。

そのまま恋人どおし付き合っていたら問題のなかった2組のカップル。
しかしちょっとしたきっかけで、それぞれは不安定な愛に溺れる。
皆、「自分が自分で居られなく」なるほど相手を思い、思いつのって、追いつめてしまう。
その追いつめられる様子が、とても怖い。

特に怖かったのが「僕」から「私」にかかってくる電話…
じ…実はむかーし同じようなメに遭った事があって、ゾーっと血の気がひきました。

適切な距離―――ってなんでしょうね。
パーソナル・エリアというものがあります。
パーソナルエリアとは、いわゆる『自分のエリア(空間)』と言う意味で、
いわば自分の心理的な縄張り、でしょうか。
知らない人が自分のエリアに土足でズカズカ入ってくるようなことがあると、
強い拒否感や嫌悪感を抱くそうです。
一般に男性の方が女性よりパーソナル・エリアが広いようですが、
最近の傾向として、若い人のエリアは拡大気味だそうです。
他人が干渉してくるのを疎ましく思ったり、
自分のエリアが広いため、誰かに迷惑をかけているという意識が弱いのが特徴です。
恋愛とはどんな形であれ、相手のパーソナル・エリアに入っていく行為。
近づきすぎても遠すぎてもダメ。
相手との適切な距離を探すということが、愛を育むことなのかなぁ、と思いました。
この小説の登場人物たちは、恋人との距離のとりかたが下手っぴ。
そこにとても人間らしいような一面を見た気がします。

普通の恋愛小説に満足できないアナタにオススメの一冊です。
ところどころ痛い描写があるので、苦手な方はご注意を。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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