凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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少女であることの絶望と、少女でしかない残酷。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)
富士見書房
桜庭 一樹(著)むー(著)
発売日:2004-11
おすすめ度:4.5


単行本もあります。リッチな方はゼヒ(笑)
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet

出版社 / 著者からの内容紹介
GOSICKの桜庭一樹、新境地…青春暗黒ミステリー。
鳥取の片田舎に生きる女子中学生・山田なぎさ。
父は他界し、母のパート代でなんとか暮らしている。
どこにでもいる少し不幸な少女と、
自分を「人魚」だと語る、謎多き転校生との奇妙な友情を描く青春暗黒ミステリー。



ううう。一気読みでした…
最初っから絶望と残酷の物語であることがバーーンと描かれているので、
正直、ちょっと辛かったです…ううう。
血なまぐさいものが苦手な方はご注意をば。

山田なぎさは、日本海沿岸の小さな町で暮らす、
自分のことを不幸だと思い込んでいた、ただの中学二年生―――少女であった。
謎の転校生、海野藻屑に会うまでは…

この…やるせなさ…をドカーンと突きつけられた物語でした。
少女であることの、また少女でしかない彼女達は、
行き場のないやるせなさを抱えたまま、大人になろうとしていたのかな。
大人になるって、そういうことなのかな。
でも一応「大人」(となったとみなされている)の私たちのなかにも、
きっと『やるせない思い』を抱えた少女的な部分はあって、
こういう小説を読むと、そんな部分がむくむくと膨らんできて、
ぽろんとひとつぶ涙が出そうになるのかも。
少女真っ只中の十代前半に読んでいれば、
きっとすごい具合でシンクロしてしまったのではなかろうか。
大人、になった私たちは、強烈にシンクロすることはなく、
ただ、むくむくとした得体の知れない何か、を持て余すだけなのだ。
大人になるって、ちょっとどこか淋しいのかもしれない。

あたしは、暴力も喪失も痛みも何もなかったふりをして
つらっとしてある日大人になるだろう。
友達の死を若き日の勲章みたいに居酒屋で飲みながら憐情たっぷりに語るような
腐った大人にはなりたくない。
胸の中でどうにも整理できない事件をどうにもできないまま大人になる気がする。



何もできない自分、できるようになるかわりに何かを失う自分…
みなそうやって少女の殻を脱ぎ、大人へと変化するのかもしれない。
大切な何かを抱えて、それを持て余しつつも、
大人としての体面を保つのだ。

絶望と残酷の物語ですが、
誰しもが通った過ぎ去りし少女の頃を思い出す作品でした。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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