凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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いやいやいやいや、笑えないですよこれは。

裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)
幻冬舎
長嶺 超輝(著)
発売日:2007-03
おすすめ度:4.0


タイトルに『爆笑』とはついていますが、
はっきり言って、全然笑えませんっ!!
だからこの本がつまらなかったといえば、まったく逆で、
知らない世界を垣間見ることができて、非常に楽しめました。
なぜ笑えないかというと…

犯した罪

の重さゆえでしょうか。
本書では大量殺人事件・少年犯罪から離婚調停まで、
さまざまな案件が取り上げられているのですが、
どの事件にもその事件に至った背景というものがあって、
被害者にも加害者にも『事情』があって、
そこに人間の暗い部分を見てしまうからかもしれません。

裁判の『裁』という字には『裁つ』という意味もありますよね。
裁判官というのは、まさに罪を裁つ人間で、
人を罰せず罪を罰する、なんてことを聞いたことがあるのですが、
結局は裁判官も犯罪者も、人間、であることには変わりなく、
冷静沈着に見える裁判官も、冷酷無比に見える犯罪者も、
血の通った人間なんだよなぁ、と思いました。

今裁判がブームのようですが、
裁判が興味深いのは、そこに人間のドラマがあるからかもしれません。
しかしドラマと違うのは、
事が実際に起こってしまったということでしょうか。
決して虚構の世界ではなく、まさに現実そのものなのです。
そこでは悲惨な光景も、残忍な一面も見られることでしょう。
被害者や遺族の方にとっては、たまらない場所かもしれません。
面白半分で傍聴するのは論外として、
裁判所で繰り広げられる壮絶な人間ドラマを見ることは、
人間の心理を垣間見る絶好の場所かもしれません。

本書は『つい口をついて出てしまった裁判官の本音集』とも取れると思うのですが、
熱く本音をぶつけることのできる、犯罪者に正面から向かい合える裁判官こそ、
犯罪社会といわれる今日、必要とされているのかもしれませんね。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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コメント
この記事へのコメント
人が人を裁く難しさ、苦しさ、口惜しさが全編に流れていました。
題名とのギャップが大きくて。
とはいえこんな題名ついてへんかったら
おばちゃん手にとらへんかったかもしれへん。
いい本でした。


2008/03/14(金) 22:07 | URL | ナカムラのおばちゃん #RMh.E7kQ[ 編集]
こんばんは~。
題名から予測して、
北尾トロさんの『裁判長!~』みたいなノリを想像していたのですが、
思いのほか深いモノでしたね。
私もこのタイトルじゃなかったら手に取らなかったかも!!です。
内容の濃い一冊でしたね。
2008/03/22(土) 00:06 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
この本、俺も持ってます(^o^)/
まだ全部は読んでなくて、時々パラパラめくってます。
書評見て買ったので内容がタイトルどおりではないのは知ってました。
もう少し詳しく事件の解説があるのかと思ったのですがサラリと流して裁判官のお言葉を紹介していて、ところどころ?となる部分がありましたけど、かえって想像をかきたてました。
2008/04/01(火) 14:50 | URL | たあ@サビ猫 #xFmgvFUs[ 編集]
こんにちは♪
色々想像力かきたててくれる作品でしたね。
笑えなくてテーマも重いけれど、
事実を淡々と綴ったことにより、
ある意味軽くなった感じがとてもいいなぁ、と思いました。
2008/04/05(土) 11:53 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
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