凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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町の消滅によって、大きな喪失と対峙する人々の物語。
まるで彼ら彼女らの抱えた心の穴を覗いているようでした。
穴は底が見えなくて、ただひたすらにぽっかりと空虚で、
その様をこの緻密な文章から切々と感じさせられました。

失われた町
集英社
三崎 亜記(著)
発売日:2006-11
おすすめ度:3.0


30年に一度起こる町の「消滅」。忽然と「失われる」住民たち。
喪失を抱えて「日常」を生きる残された人々の悲しみ、そして願いとは。
大切な誰かを失った者。帰るべき場所を失った者。
「消滅」によって人生を狂わされた人々が、
運命に導かれるように「失われた町」月ケ瀬に集う。
消滅を食い止めることはできるのか?
悲しみを乗り越えることはできるのか?
時を超えた人と人のつながりを描く、最新長編900枚。
(「BOOK」データベースより)



いやはやしかし。
こいつは~、なかなか読むのが大変でした。
私の理解能力が乏しいだけかしら?
とにかく最初は、このファンタジーな設定についていけず、
何度もページを行きつ戻りつしました。
そういう面ではなかなかするっと読書…というわけにいかなかったのですが、
物語が進むにつれ、最初はとらえどころのなかったひとつひとつの事象が、
だんだんと繋がってくるのです。
消滅に関わった人たちの思いが時を超えて伝わる様子は、
ロマンティックですらありました。
「大切な何かを失う」ということ空虚な思いや、
しかしその失望を希望に変える強さみたいなものを、登場人物たちから感じました。

ひととおり読み終わった後、プロローグを読み返しました。
最初は「??」だったこの部分、ベタといえばベタな構成かもですが、
読み返すとなかなかどうして、感慨深いものがありました。
そしてサブタイトルが凝っていて、日本語の美しさを感じました。

そうそう。
図書館で借りたので最初気付かなかったのですが…
この本の装丁、なかなかナイスですね。
表紙をめくると…う~ん、ちょっと怖い。

あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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この記事はこちらのブログにTBさせていただきました。
ありがとうございました。
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コメント
この記事へのコメント
この本は確かについていくのが大変なところもありましたね。

けれど、何回も戻って読んで『あぁ、そういうことか』って思う作業が私は好きだったりしますし、最後に全てが繋がった時は、一種の達成感を感じました。

全体の雰囲気も良いですが、登場人物たちの≪台詞≫に、ぐっとくるものがあり、
今年まだ始まったばかりですが、私の中ではいまのところ年間1位の本です(笑)
2007/01/27(土) 16:18 | URL | はり→ #dLk4z8bw[ 編集]
こんばんは★
あの時のこの人がこうだったのか!!という発見が、
すごく面白かったですよね。
「たとえ明日失われるとしても…生き続けようと思います」
という台詞に登場人物の決意と強さを感じました。
2007/01/27(土) 19:45 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんばんは。はじめまして。
最初少し戸惑いましたが、入ってしまえば一気でした(とはいえ、長かったけれども)。そしてじわじわとしみこんでくるような物語な気がしてきてます。

それぞれのエピソードのタイトルは美しかったですね。日本語って素敵。
2007/01/27(土) 22:17 | URL | ちきちき #-[ 編集]
はじめまして。
長くて実に濃密な読書の時間でした。
ぜひもう一度(と言わず何度でも)読み返したい本です。
登場人物たちの切ない思いが、
実に美しい日本語で綴られていましたね。
日本語って、あんなに素敵だったんですねぇ…
2007/01/27(土) 23:13 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんにちは。

プロローグからすごく入りにくいって思ったんですけど、最後まで読んでプロローグに戻ると、それぞれの想いが伝わってきますよね。
2007/01/28(日) 10:01 | URL | なな #lx48Me5U[ 編集]
最後まで読み終えてプロローグに戻ると確かに感慨深いですよね~

装丁は私も図書館で借りたんですが、書店で思わず確認してしまいました。
よく考えられてますよね~
2007/01/28(日) 19:49 | URL | エビノート #kgattjxY[ 編集]
『となり町戦争』がぼくのプログの感想第一番で、この著者の創り出す世界は大好きなのです。
しかし、凝りすぎて複雑にしすぎると、読者に負担を強いてしまい、結果的に、読者がせっかくの詩情にひたるのを阻害していると、そんなふうに感じました。
2007/01/28(日) 21:14 | URL | ディック #-[ 編集]
こんばんは★
最初は「???」だったのが、改めて読み返してみると、
あぁ、こういうふうにつながっていくんだぁ、
と、ちょっと嬉しい発見でしたね。
登場人物たちの意思と決意のまなざしが、
私にまで届いているようでした。
2007/01/28(日) 22:54 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんばんは★
私も勤め先の書店でわざわざ確認してしまいました…(´▽`*)
図書館の返却期限スレスレで読んだので、
ぜひ手元においてじっくり読みたいなぁと思う今日この頃です。
2007/01/28(日) 22:56 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんばんは★
なるほど!!
とっつきにくいのは、そのあまりにも凝ったつくりの所為なのかもしれませんね。
途中何ヶ所かついていけなくて、
飛ばし気味に読んでしまったのが…
というより、そうさせてしまうつくりが、
勿体無いと言えばその通りですね。
2007/01/28(日) 22:59 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
TBさせていただきました。
読みごたえのある作品でしたね。
「大切な何かを失う」ということのむなしさ、そして愛する人への想いが、いっぱい詰まったお話だと思いました。
2007/03/15(木) 11:09 | URL | 花 #fEG9TVkw[ 編集]
こんばんは♪
美しく壮大な物語でしたね~。
失われるものに対する人々の想いが、
胸に響いてくるようなお話でした。
2007/03/15(木) 19:25 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんにちは~♪
実は私、この世界観にどっぷりはまってしまった人です。でもあちこち感想を読んでいると否定的な意見が多く・・・いや、そう思われる理由もよくわかるのですが、なんだかちょっぴり寂しかったり(苦笑)
澪引きとか日本語が美しいって思うような言葉がたくさん出てきましたよね。時間が経ってからまたゆっくりと再読したいなぁと思った本でした。
2007/04/12(木) 17:23 | URL | 板栗香 #no8j9Kzg[ 編集]
こんばんは★
確かに否定的な意見も多く見られますよね…(>_<")
でもこの作品の世界観や、残された者の想いには、ぐっと惹きつけられる何かがありましたよね。

積んである『となり町戦争』『バスジャック』…早く読みたいなぁ…
(ってか積むなよ…自分)
2007/04/12(木) 23:45 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
Rutileさん、こんにちはー。
ちゃんと本の感想でお邪魔するのは久々です(^_^;。

なんだかわたしはこの本にずぼりとはまってしまいました。
読み終わって一日経たないうちに(さらっとですけど)
再読しちゃうぐらいですもの。
でも、ほんと読めば読むほどよかったですよ。

わたしも三崎さんのほかの本、早く読みたいなぁ。。
2007/08/18(土) 15:33 | URL | しろちさ #r4sbyV/Y[ 編集]
こんにちは!!
ほんと、読めば読むほど味わい深い物語ですよね。
図書館から借りてきたので、手元にないのが残念。
文庫化したらきっと買います。
喪失を乗り越えた後の強さみたいなものが、特に印象的でした。
そして日本語の美しさも。

私も三崎さん積んでるのがあるので、
また三崎ワールドにトリップしたいです~。
2007/08/19(日) 10:06 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
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