凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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父と子の物語、そして親子の愛情を描いた作品。
地下鉄がいざなう過去の世界に、真次がみち子が見出したものは何だったのだろうか。

真次のみならず、愛人・みち子までもがなぜ過去へタイムスリップしてしまうのか…
衝撃の事実が、物語の最後でその謎を解き明かします。
運命というものがもしあるとしたら、
それに立ち向かう人間は、なんと小さく無力なものであるのか。
それを受け入れるだけの器は、いかに大きく丈夫なものを必要とするのか。
そんなことをつきつけられて、なんともいえないやりきれない読後感でした。

昭和の後半以降しかこの日本を知らない私にとって、
真次たちが訪れる昭和初期のころの日本は、
何もかもがむしろ目新しく、人々の『生きる』という活気に満ちていて、
とても刺激的なものでした。
その時代を生きてこられた方には、懐かしさのようなものもこみ上げるかもしれません。
また主な舞台となる東京の地下鉄。
その地理や配線を知らないのが悔やまれるくらい、
子の物語の中で、それは実にこまやかに描かれています。
東京にお住まいの方や地下鉄ユーザーの方には、
本書の面白みも倍増すること間違いなしです。

永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。
ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。
さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。
だが封印された“過去”に行ったため……。
思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。吉川英治文学新人賞に輝く名作。



地下鉄(メトロ)に乗って
講談社
浅田 次郎(著)
発売日:1999-12
おすすめ度:4.5


2006年10月に映画が公開されましたね。
3月にはDVDもリリースされるようです。これは…ぜひ観たいかも。
女性陣が美しいですね~。
公式サイトはコチラ。バックに流れる音楽がなんとも美しく、哀しくて。
http://www.metro-movie.jp/



あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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この記事はこちらのブログにTBさせていただきました。
ありがとうございました。
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コメント
この記事へのコメント
こんばんわ^^
コメントありがとうございました。
素敵なお話でしたよね。
私も昭和はあまり知りません。
こういう時代は本でしか知らないので、この時代に生きていた人の活気が新鮮で羨ましくもあります。
大変だったと思いますけどね^^;
DVDが出たら、私も観てみたいです。
素敵な作品でした。
2007/02/04(日) 23:05 | URL | 苗坊 #Q8D4cHvI[ 編集]
こんばんは★
昭和の時代って、こう何ていうか…
生きるエネルギーに満ち溢れている気がするんですよね。
それだけ生きるということ自体が大変な時代だったとういうことなんでしょうが、
今の時代はもっと元気にならにゃイカン!!
などと思ってしまいます。
そんな昭和初期にタイムスリップしてしまい、
運命に翻弄される男の話…
とてもいい作品でしたね。
DVDはやくレンタルしたいなぁ~
2007/02/05(月) 00:13 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
昭和という時代の無力さや、
それをばねにしたような活力が
描かれていて妙でした。
浅田次郎さんならでは、という感じでした。
2007/02/06(火) 07:15 | URL | ふらっと #2OrBXSes[ 編集]
昭和の後半辺りからですけど、そうですね、「生きる」ことに活気が溢れてたかもしれません。なんでも過ぎた時間というのはよくも思えるものですが・・・。
でももう少しほのぼのした話かと思っていたので、読後はやるせない気持ちになりました。
2007/02/06(火) 22:15 | URL | じゃじゃまま #-[ 編集]
こんばんは★
私の知らない昭和があり、
親になる前の両親が確かにそこで青春を送ったのだと、
鮮烈に思い描くことができました。
うんうん、さすが浅田さんですよね。
2007/02/08(木) 02:00 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
こんばんは★
私たちももっと歳を重ねると、
今の時代もいい具合に彩られてみえるのかもしれませんね。
次の浅田作品は、ぜひ心が軽くなるようなものを読みたいなぁ、と思ってます。
2007/02/08(木) 02:03 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
>その時代を生きてこられた方には、懐かしさのようなものもこみ上げるかもしれません。

さすがに戦後生まれですから終戦直後の時代は知りませんけれど、それでもノスタルジーはこの小説の大切な一要素であることが伝わってきます。そういう書き方をされているのだと思います。
あるいは、この時代の雰囲気を伝えたい、という意図があって描かれたのかもしれないな、と思いました。
2007/03/22(木) 22:44 | URL | ディック #22hNL7Yc[ 編集]
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