凛子の毎日記録。本読み、げぇむ、手作り雑貨、本屋・雑貨屋巡り、おいしいもの食べ飲(呑)み歩きの記録、になっているはず。目指すはエッセイ的な文章か。
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浅田次郎さんのエッセイ『勇気凛凛ルリの色』シリーズの2作目です。
古本で購入したので、1作目はまだ読んでいません…
『地下鉄に乗って』や『鉄道屋』といった
ロマンティックな小説を書いた人とは思えないような、
痛快爆笑、時々しんみり…なエッセイでした。

本作には表題にもなっている四十肩の苦しみや、自らのアタマのデカさといった、
思わずぷぷぷと笑い出してしまうようなお話から、
沖縄の基地問題といった、真剣にそしてもっと身近な問題として考えるべきものまで、
バランスよくたっぷりと収録されています。

作中には『民子』のモデルになった猫、斉藤民子の話も出てきます。
猫になぜ名字があるのかというのも興味深い話でしたが、
印象的だったのは、

どうしてこんなに人間の言葉が書けるのに、
あのときの民子の声を理解できなかったのだろうと、私は悔いた。


という一文。これは『民子』のラストとは微妙に異なるように思うのです。
浅田さんは民子の最期の声を理解できなかった…
そしてきっとこっちが本音なのでしょう。
浅田さんのくやしさとやるせなさが、胸にせまってきて、また涙。
つくづく民子には泣かせられるなぁ、と思うのでした。

浅田次郎という人が文字通りさらけ出されていて、
読んでいてなんだかとってもスッキリした気分になってしまうのでした。
とかく甘いもの(特にトップスのチョコレートケーキ)と猫に目がなく、
見かけよりはずっとシャイでお茶目な浅田サンに親近感を覚えます。
エッセイは、好きずきがあるかとは思いますが、
遠い存在である作家さんに一歩近づけた気がして、私は大好きなんです。

出版社/著者からの内容紹介
世の中まとめて喜怒哀楽!
涙あふれるやさしい心と鋭く社会を捉える眼でつづる人気エッセイ。
キワモノである。下品である。悪意と偏見に満ちている。全然やすらぎを与えない。
エッセイの本義に悖(もと)る──と自らの文章をも毒舌をもって語る人気の直木賞作家が、
喜怒哀楽を包み隠さず吐き出した痛快エッセイ。
実は読むと、やさしい人間臭い視点で世の中を捉えた、涙と笑い、感動がいっぱいつまった1冊。



勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛
講談社
浅田 次郎(著)
発売日:2000-03
おすすめ度:4.5


あなたの読書の参考になれば幸いです。
お帰りの際にぽちっとよろしくお願いいたします(^o^)丿
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コメント
この記事へのコメント
Rutileさん☆こんばんは
このシリーズも面白いですよね。(*^_^*)
チョコレートケーキを食べている姿を思い浮かべるだけでも、笑えちゃえますよね~!!(^_^)v
2007/02/19(月) 22:54 | URL | Roko #mnT270eI[ 編集]
こんばんは★
途端にチョコレートケーキが食べたくなりますよね。
浅田さんって、意外とシャイでカワイイ人なんですね~。
作家さんの意外な一面が覗けて、とてもおもしろかったです。
2007/02/20(火) 00:09 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
>『地下鉄に乗って』や『鉄道屋』といった
ロマンティックな小説を書いた人とは思えないような、
痛快爆笑、時々しんみり…なエッセイでした。

ということは、Rutileさんは「プリズンホテル」シリーズは未体験なのでしょうか?
電車の中で読むのが危険なくらい笑えますし、思わず泣いたという方もいらっしゃいます。
2007/02/20(火) 21:41 | URL | ディック #22hNL7Yc[ 編集]
こんばんは★
『プリズンホテル』おもしろいらしいですね。
実は全巻持ってるんですが、まだ読んでないのですよ~。
思わず泣けるほどのおもしろさとあっては、放っておけませんね!!
2007/02/21(水) 00:29 | URL | Rutile #el1ariU6[ 編集]
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